第17話
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ンガディア。
「最早信じるしかない。あの女の言う果実が本当により優れた存在に進化させる進化の果実であり、ハドラー様達が必ず帰って来ると」
だが、ぶくぶくが後悔している理由は違った。
「いや!アレは間違いなく僕様の師匠が用意してくれた進化の果実だ!なら、僕様も食うのが筋!それなのに……」
呆れるガンガディア。
「え……そっち!?」
そんな漫才の様なやり取りにつきあいきれなくなったバルトスは、ガンガディアに今後の方針を訊ねる。
「それより、ハドラー様が進化の果実を取りに行っている間、我々はどうする?」
「それは……既に考えてある?」
ぶくぶくはガンガディアが言ってる意味が解らなかった。
「は!?進化の果実を食い損ねた―――」
「いや、貴方には進化の果実に勝るとも劣らない武器があります」
「武器!?僕様のどこに?」
ガンガディアがぶくぶくの方に向き直ると
「異なる2つの呪文を同時に発動させ、それを組み合わせて新たな魔法を生み出している。それに、我々は極大閃熱呪文や極大爆裂呪文を片手で発動させる事が出来ない」
そして、ガンガディアはぶくぶくに向かって片膝をついた。
「その器用さ……ご教授願いたい!」
自分がガンガディア達に必要とされている事に気付いたぶくぶくは、声を絞り出しながら答えた。
「わ……解った……僕様で良いのであれば……」
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