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ハドラーちゃんの強くてニューゲーム
第17話
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後退りしながら防御態勢となる中、クレオとハドラーちゃんは冷静に立っていた。
「あのぶくぶくも凄かったが、貴様も凄いのだな」
「いやいや、ほとんどあの家の中にあったチートのお陰ですけどね」
おぞましい雄叫びが効かないとみるや、左手でハドラーちゃんを鷲掴みにし、地面に激しく叩き付けた。
だが、苦しんでいるのはルシファーヘットの方だった。
「うぎゃあっ!」
ハドラーちゃんの覇者の剣がルシファーヘットの左手を貫いていたのだ。
「これで終わりか?」
ハドラーちゃんは立ち上がると、ルシファーヘットの頭部に容赦無く覇者の剣を突き刺した。
一方、2匹目のルシファーヘットはクレオに何度も連続パンチを繰り出していたのだが、全て躱されていた。
そこで、ルシファーヘットは炎の玉を吐き出した!火の玉は火柱となった炎が燃え盛る!
が、これもクレオは全て躱した。
「あ、当たりたくないので」
怒ったルシファーヘットが瞳を怪しく光らせた。
が、クレオは盾を使って遮り、右手の剣に聖なる光を集中させる。
「聖光……一文字!」
剣から光の刃を放ってルシファーヘットを両手ごと真っ二つにするクレオ。
「うぎゃあっ!」
だが、3匹目が急上昇してザオリクを唱えてしまい、ハドラーちゃん達が倒したルシファーヘット2匹が復活してしまった。
「きしゃあぁー!」
が、ハドラーちゃんは冷静に悪魔の様な微笑みを浮かべた。
「なるほどな……1匹でも残せば、そいつが先にくたばった方を復活させるか……」
「なら……全員を極力同時に倒さなければならなくなった訳ね?」
そこに、極大消滅呪文(メドローア)発射準備を整えたフレイザード2号がスタンバイしていた。
「ハドラーちゃん!反撃の準備ができたよ!」
その言葉を合図に、ハドラーちゃんは右腕から生やした覇者の剣に魔炎気を纏わせ、クレオは剣に再び聖なる光を集中させる。
これには、せっかく復活したルシファーヘット達が蒼褪めながら汗だくとなった。
しかし……だからと言ってハドラーちゃんが手加減する訳がない。
「行くぞ!」
3匹のルシファーヘットは(駄目基で)全身を震わせ、冷たく輝く息を一斉に吐いたが、ハドラーちゃんの突進は止まらない。
「超魔爆炎覇ー!」
「聖光……一文字!」
極大消滅呪文(メドローア)!」
「うぎゃあっ!」
と叫びのおまけつきで、3匹のルシファーヘットは塵も残さず跡形も無く消滅した。
「ぅ……うーん……」
そこで漸くぶくぶくが目を覚ます。
「僕様は確か……」
その隣には、3匹のルシファーヘットを塵も残さず跡形も無く消滅させたハドラーちゃん達の姿に呆然となったガンガディアがいた。
「お主、ぶくぶくと言ったな?」
「……何が遭った?」
「……ルシファーヘットと言う魔物は、そんなに弱いのか
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