暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第140話 遂に勝負……と言う名のボコボコタイム!ディオドラの地獄めぐり!
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しました。しかしその時でした、神殿の壁が壊されて何かがこちらに向かってきます。


「聞こえるなぁ……凄まじくチョーシに乗った下等生物の息を吐く音がよぉ」
「ゼブラさん!?」


 壁を壊して入ってきたのは凄くイライラした様子のゼブラさんでした。


「ゼブラ兄、もうあいつらやっつけてきたのか?」
「あんなカス共前菜にもならなかったぜ、その後にチョーシこいたガキどもが乱入してきたからぶっ殺してやろうとした。だがまたチョーシこいたガキが出て来てな、そいつらにはまんまと逃げられちまった上にソイツも逃げやがった。だからイライラが収まらねぇんだよ……!」


 ゼブラさんはそう言うと縛られていたディオドラに視線を向けます。


「そいつだな、もっともチョーシこいたカスは……ぶっ殺してやるよ」
「おいおい待てって、殺すなら情報を吐かせてからにしてくれよな」
「うるせぇ、俺に指図すんな。イッセー」


 イッセー先輩がゼブラさんを止めようとしますがゼブラさんは先輩を睨みつけます。


「つーかゼブラ、今ソイツ縛ってんの俺の髪なんだぜ?お前のダミ声ぶつけられたら繊細な髪が痛んじまうだろーが」
「黙れ、殺すぞサニー」
「はぁ、相変わらずだね……」
「あっ……ああっ……!?」


 いつもの調子でじゃれ合う4人でしたが、その背中にグルメ細胞の悪魔がオーラとして浮かび上がりディオドラを見下ろしていました。


(ば、化け物だ!化け物どもがウジャウジャと……!?どうして僕はこんな奴らに喧嘩を売ってしまったんだ!?僕は一体どこで間違えた!?聖女を汚して毎日を楽しく生きていたのになんでこんな事に!?)


 涙と鼻水で顔をグチャグチャにしながら恐怖するディオドラ、今更自分がどんな存在に刃向かったのか自覚したようですが時すでに遅しですね。


「皆さん、とりあえずディオドラは……」


 私がゼブラさんを落ち着かせようと声をかけようとしたその時でした、空間にヒビが入ってそこから凄まじく大きな赤いドラゴンが現れたんです。


「な、なんだ!?」
『あ、あいつはグレートレッド!?どうしてこんなところに!』
「グレートレッド?確かD×Dでも最上位の強さを持つドラゴンだったよな?普段は次元の狭間を泳ぐだけで他の存在に干渉したりしないと聞いていたが……」


 ドライグが声を荒げてグレートレッドとあの大きな赤いドラゴンの名前を呼びました。そんな凄い存在がどうしてここに?


「……ッ!見つけた」
「えっ……?」


 グレートレッドの背中から少女の声が聞こえたかと思えば一瞬で私の前に降り立ってきたんです。


「……」


 それはゴスロリを着た小さな黒髪の女の子でした
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