暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第140話 遂に勝負……と言う名のボコボコタイム!ディオドラの地獄めぐり!
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…」
「アーシアさんは何も悪くないですよ、悪いのはディオドラや旧魔王派なんですから!」


 再会を喜び合う私達、でもまさか捕まっていたのがココさんの作った毒人形だとは思いませんでしたよ。


「僕の作った毒人形にリンの作ったアーシア君の体臭のする香水をたっぷりふりかけて黒歌君に仙術で氣を流し込んでもらった特注品さ。後はアーシア君が魔法で遠隔操作して声も本人のものだから君達でも気が付かなかったみたいだね」
「ああ、もっと冷静だったら違和感を感じたかもしれねえけど見事に騙されたぜ……」


 どうやらリンさんや姉さまも協力していたみたいだったようです。


「アーシア君が狙われているというのは占いで分かっていたからね、あらかじめ先手を打たせてもらったよ」
「それなら私達にも教えてくれても良かったんじゃ……」
「ごめんね、僕達を監視していた存在にこのことを知られると厄介だと思ったから言えなかったんだ」


 私が少し非難を込めた目で見ながらそう言うとココさんは申し訳なさそうにそう言いました。


「監視?誰かがこのフィールドを見ていたのか?」
「うん、間違いないよ。何重にも気配などを分けて僕達の行動を見ていたんだ。会長達も気が付いたけど逃げられてしまったみたいだ」
「親父たちから逃げられるなんてソイツは一体何者だ?」
「まさか……」


 イッセー先輩の質問にココさんは間違いなく監視されていたと言いました。しかも逃げてしまったみたいなんです。


 一龍さん達からも逃げられるような存在をイッセー先輩はいるのかと首を傾げました。でも私はジョアと言う名前が頭に浮かんだんです。


「いろいろ気になることは多いが、取り合えず何か知っていそうなソイツに話を聞いてみるか」
「ヒイィィィィッ!!?」
「あっ逃げました!」


 イッセー先輩がディオドラに視線を向けると奴は走って逃げだしていました。


「クソクソクソッ!腕が焼けるように痛い!でも捕まったら僕は本当に終わりだ!とにかく今は逃げ……ッ!?」


 しかし直に足を止めてしまいました。まるで見えない糸で縛り付け上げられたかのようにピクリとも動きません。


「マジ?逃げ方もまったく美しくねぇんだけど。こんな奴はイッセーや猫を侮辱したとかマジありえねぇし」
「サニーさん!」


 そこにサニーさんが姿を見せました。


「サニーさんが触手でディオドラを捕まえてくれたんですね!」
「まぁな……っていうかココ!折角俺がカッコよく猫の前に現れて活躍する予定だったっつーのに活躍の場を根こそぎ奪ってんじゃねーよ!」
「そんな事で怒られても……」


 サニーさんがココさんに理不尽に怒っていたので私は止めようと
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