暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第140話 遂に勝負……と言う名のボコボコタイム!ディオドラの地獄めぐり!
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していきます、もはや残像で何人にも見える速度で動く先輩の攻撃を奴は全身で受けていきます。


「ふ〜っ、いっちょ上がり」
「あがが……っ!!」


 そして全身をくまなくマッサージされたディオドラは地面に倒れました。あれだけやっても鼻や口から吐く血以外は血を流していないので先輩の力量を改めて凄いと思います。


「お、おかしい……シャルバの話ではグルメ細胞があれば最強になれるはずなのに!どうしてこんな奴に僕が追い詰められているんだ!?」
「そりゃグルメ細胞はちゃんと適合する美味い食材を食わなければ強くなれねえからさ」
「食事なら沢山したさ!奴隷にした人間や下級悪魔に取ってこさせた!」
「自分で苦労して捕獲したことは?」
「あるわけ無いだろう!僕は貴族だぞ!?なんでそんなことをしないといけないんだ!?」
「あっ、そう。まあそう言うと思ってたけど……もういいや、お前らと話すのもうんざりだ」


 ディオドラの言葉に心底不快そうに顔を歪める先輩と私、きっと旧魔王派と一緒で実際に現地に行って苦労して食べる食事の美味しさなんて微塵も知らないんでしょうね。


 まあそれを教えてあげたいって思いもしませんがね、どうせ頭ごなしに否定するだけですし。


「も、もういい……」
「あん?」
「こうなったら奥の手を使ってやる!」


 ディオドラはそう言うと地面に魔力弾をぶつけて砂煙を起こします、そして一瞬でアーシアさんの元に移動しました。


「遅い」


 でもイッセー先輩は一瞬でディオドラの背後に移動していました。そしてナイフを振り下ろそうと……


「待て!アーシアが死ぬぞ!」


 その言葉に先輩は手を止めました。


「このアーシアを縛り付けている装置は『絶霧』の所有者によって作られた結界の一つだ、僕がやられたら自動で装置が発動するように仕込まれている!」
「何が仕込まれているんだ?」
「アーシアの回復の力を反転してこのフィールド全体にまき散らす!そうすれば皆お終いさ!」


 私はそれを聞いてマスイと思いました。アーシアさんの回復の力は今までの過酷な旅でパワーアップされています。


 それがダメージとなって向かってきたらゾッとしますね。


 一龍さん達なら平気でしょうが悪魔や天使などの主要人物が死ぬ可能性があります。


「なら装置を破壊すればいいだけだ」
「無駄だ、そんな事をしたら装置は大爆発を起こしてアーシアは死ぬ!お前達はもう詰んでいるんだ!」
「チッ……」


 楽しそうに笑うディオドラにイッセー先輩は舌打ちをします。厄介な事をしてくれましたね!


「赤龍帝、お前は強い。それは認めてやる」
「急になんだ、気持ち悪い」

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