暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第140話 遂に勝負……と言う名のボコボコタイム!ディオドラの地獄めぐり!
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むことにします。


「なるほど、リアスさん達はシャルバと戦ってるのか。祐斗達が心配だがリアスさんや皆なら何とかしてくれるはずだ」
「はい、私達は自分に出来る事をしましょう」


 私はディオドラの元に向かう道中でこっちで何があったのかを先輩に報告しています。


「そうだ、小猫ちゃん。フリードに教えてもらったんだがD×Dでグルメ細胞を禍の団などに渡した奴の名前が分かったんだ」
「本当ですか!?一体どんな名前なんですか?」
「ジョアっていう名前らしいんだけど……」
「ジョア?それってまさか……」


 先輩に教えてもらった名前に聞き覚えがあった私は思わず足を止めてしまいました。


「小猫ちゃん、知ってるのか?」
「前に節乃さんとクッキングフェステバルの優勝者について話を聞いていたんですがそこに名前が出た料理人の一人がジョアっていうものだったんです」
「クッキングフェステバル……」
「はい。でもそのジョアって人は不正が発覚したみたいで優勝を取り消されたようなんです、そしてその後は姿を消してしまい表舞台では見なくなったと言われています」
「果たして本人なのか名前だけ借りた別人なのか……とにかくこの件が終わったら直ぐに親父に報告だな」


 ジョアの事も気になりますがまずはアーシアさんを助け出さないといけませんからね。私達は再びディオドラとアーシアさんのいる場所に向かって走り始めます。


 数分走っていくと私達の目の前にまるでゲームに出てくる魔王が潜む部屋に繋がる大きくて禍々しい扉が現れました。


「如何にもって感じの扉だな。さしずめディオドラはお姫様を攫った魔王って所か?」
「いえ物語序盤に出てくる盗賊団などのボス位置ですよ、あんな奴は」


 イッセー先輩は腕をグルグルと回して私は拳を握ります。


 次の瞬間私とイッセー先輩が扉にパンチを打ち込んで吹っ飛ばしました。


「おやおや、なんとも下品な入り方だ。流石は粗暴で薄汚い最低最悪の生き物であるドラゴンを宿したカスな下等人間の事はある」


 私達が部屋の中に入ると、大きな玉座に座っていたディオドラが先輩を馬鹿にするようにそう吐き捨てます。


「ディオドラ、俺にボコされる前に二つ聞かせろ。まず一つ、どうしてアーシアから毒物の匂いがするんだ?」
「何を言っているんだい?おかしなことを言って僕を混乱させるつもりかい?」
「とぼけるな!ここに来る前からずっとアーシアから毒性のある物質の匂いがしていたんだ、お前が何かしたんだろう!」


 イッセー先輩はそういって怒りの表情を見せます。確かに私の鼻にも毒物の放つ匂いを感じ取りました。


 仙術で見て見ましたがアーシアさんの体内を流れる氣が凄く不安
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