第八十二話 神々の黄昏その四
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「全くな」
「認めへんね」
「そや、自分だけでや」
「他の人は何か」
「塵芥や」
「そんなもんやね」
「そやからな」
だからだというのだ。
「ほんまな」
「国家も法も必要やね」
「そうなるわ」
「うち等が世界を救ってからも」
「そや、ほんまな」
それこそというのだ。
「それからもな」
「国家や法が必要で」
「議会も裁判所もな」
「内閣も官僚システムも」
「軍隊も警察もな」
「全部必要やね」
「もっと言えば消防署もな」
この組織もというのだ。
「全部必要や」
「そうなるね」
「権力に反対してな」
トウェインもそうした考えについて言及した。
「政府を否定したら消防署もや」
「ないさかい火事になったら」
「その時はな」
まさにというのだ。
「燃え盛るに任せるまでや」
「大変なことになるね」
「起きた世界の日本で自棄に警察嫌いな爺さんおるな」
「お婆さんでもやね」
「そうした爺さん婆さんってな」
「過激派やったりするし」
「自分等を警戒して捕まえるさかいな」
過激派はテロさえ辞さない、そうでなくともおかしなテモを行ったり基地の前で自衛官の活動の邪魔になる様なことを行う。これでは警戒されるのも当然である。
「嫌ってるんや」
「警察を」
「若し消防署も警察もなくて」
そうしえというのだ。
「軍隊もないなら」
「ほんまモヒカンの世界やね」
「そうなるわ、モヒカンが暴れる」
そうしたというのだ。
「若しわい等が世界を救ってもな」
「それでこの世界とさよならなら」
「残された世界はな」
この世界はというのだ。
「ほんまな」
「終わりやね」
「そうなるわ」
「モヒカンが暴れ回る社会なんてね」
アレンカールもそうした社会について言及した。
「ほんまにね」
「最悪の世界で」
「あってはあかん世界よね」
「うち等が世界を救った後も」
「そやからね」
だからだというのだ。
「政はすることやね」
「そういうことね」
「そして」
アレンカールはさらに言った。
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