第六話 決戦!宇宙人連合その十
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」
「そうだ。ではあらためて行くぞ」
「相手にとって不足はない」
テンペラー星人は余裕の笑みさえそこに浮かべていた。
「ではな。参る」
今度は両手から光線を放ちそれをセブンに向ける。だがセブンはそれをかわしまた彼に立ち向かうのであった。
ゾフィーはメフィラス星人の弟と闘っている。こちらは互角の勝負であった。
「噂以上か」
ゾフィーは彼の光線を自身のスペシウム光線で相殺してから述べた。
「やはり怪獣達を率いる立場にあるだけはある」
「ふふふ」
弟はゾフィーのその言葉に対して不敵に笑ってきた。
「わしを侮っては困るな。仮にも軍団を預かる身」
「やはり」
「もっとも兄者ではないがな」
「兄・・・・・・そうか」
「いいのか、ウルトラマンゾフィーよ」
彼はソフィーに対して問うてきた。
「何がだ?」
「貴様が兄者に向かわなくてだ。あの二人に兄者とヒッポリトの相手は酷ぞ」
「大丈夫だ」
だが彼はこう返した。
「あの二人ならばな」
「ふむ」
弟はそれを聞いて愚弄したように笑い返す。彼の言葉を頭から馬鹿にしていた。
「ならば精々任せるのだな」
彼はまた愚弄してきた。
「それで敗れるがいい」
「果たしてそう上手くいくかな」
しかしゾフィーは彼等を信じていた。今目の前でとりわけ強大な二人の宇宙人に向かう彼等を。温かく見守っていたのであった。
第六話 完
2006・12・27
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