第三十一話 襲撃その八
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「所詮な」
「ロボットと同じか」
「何の経験も知識もないな」
「それに対して俺達はだな」
「これまでどれだけ戦ってきた」
「それに訓練もだな」
「してきた、奴等はただの出来たてだが」
それに過ぎないがというのだ。
「我々は違う」
「言われてみればそうですね」
パトレン二号が応えた。
「僕達これまでです」
「多くの戦いと訓練を経てきたな」
「はい」
まさにというのだった。
「本当に」
「それだけ経験を積んできてだ」
「知識も備えています」
「だからだ」
そうした蓄積があってというのだ。
「我々はだ」
「勝てますね」
「一と百だ」
パトレン三号はこうも言った。
「まさにな」
「そうだな、確かに強いが」
パトレン一号はあらためて言った。
「ただ強いだけだ」
「そうだな」
「ああ、恐れるに足りずだ」
「ではいいな」
「その知識と経験を活かしていくぞ」
「我々のこれまでのな」
こう言ってだった。
戦隊の者達はダグデド達が出してきたかつての戦隊のロボットとも言える存在とも戦った、彼等は確かに強かったが。
「あれっ、本当にね」
「つかささんの言う通りよ」
ゴセイピンクはゴセイレッドに共に戦いつつ応えた。
「確かに強いけれど」
「それだけだね」
「動きが凄くわかるわ」
「細かいところまでね」
「それで動きも贈れるし」
「俺達と比べて」
「能力は同じかも知れないけれど」
それでもというのだ。
「あくまでそれは最初ね」
「そうだな」
トッキュウ四号もそうだと頷いた。
「言われてみれば」
「そうよね」
「ああ」
まさにとだ、ゴセイピンクに答えた。
「俺もそう思う」
「確かに強いけれど」
「ただそれだけだ」
「経験がない感じってこうなんだな」
ジュウオウライオンも戦いつつ言った。
「ただ強いだけだな」
「白紙の感じだな」
「ああ」
トッキュウ四号にその通りだと答えた。
「俺が戦ってみてもな」
「そうだな」
「これだとな」
ジュウオウライオンはさらに言った。
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