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第百四十二話 運動会の後はその十

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「お通じをよくするのよ」
「それがいいわね」
「それでね」 
 かな恵はさらに言った。
「適度な運動ね」
「かな恵だとお料理とか家事ね」
「お散歩でもね」
 これもというのだ。
「立派な運動だし」
「いいのね」
「そう、身体も動かして」
 そうしてというのだ。
「身体全体、胃腸もね」
「動くから」
「それでね」
「お通じがよくなるのね」
「身体を動かしてもね」
「そうして便秘を解消するのね」
「そうしないと」 
 さもないと、というのだ。
「体臭もするのよ」
「便秘だと」
「そう、だからね」
「体臭を気にするなら」
「便秘もね」
 これにもというのだ。
「気を付けないといけないのよ」
「そうなるのね」
「そう、だから私運動部じゃないけれど」
 そこで身体を動かしていないがというのだ。
「けれどね」
「身体は動かしてるのね」
「スポーツ好きじゃないし苦手だけれど」
 このことも言うのだった。
「けれどね」
「それでもよね」
「ちゃんとね」
「身体を動かすことはしてるのね」
「家事もしてるし」
 こちらもというのだ。
「それでね」
「便秘にならない様にして」
「そっちからもね」
「体臭気を付けてるのね」
「そうなの」
 実際にというのだ。
「かなりね」
「体臭は本当にしたら嫌よね」
「女の子って体臭きついけれど」 
 それでもというのだ。
「匂うとね」
「アウトよね」
「若しもよ」 
 かな恵は眉を曇らせて一華に言った。
「鳴海っちに臭いって言われたら」
「ショックよね」
「もうね」
 言われたならというのだ。
「本当にね」
「嫌になるのね」
「ショックでね」
 一華の言った通りにというのだ。
「本当にね」
「そうなるのね」
「だからね」
 それでというのだ。
「かなり気を付けてるつもりよ」
「実際そうね、ただね」
 ここで一華はかな恵にこんなことを言った、見れば彼女はかな恵程汗はかいていない。かいていても飽きということもあり然程だ。
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