第八十七部第二章 膠着状態に入りその三十八
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「私もだ」
「そうされていますか」
「鍛錬も積まれ」
「そうして」
「そうだ、万全の状態に戻す」
自分の体力をというのだ。
「次の戦いまでにな」
「ですか、ではです」
「我々も忘れません」
「鍛錬を欠かしません」
「そうしていきます」
「諸君等も戦士だ」
それならばというのだ、シャイターンはここでも強い言葉を出した。
「ならだ」
「はい、それならば」
「鍛錬は忘れません」
「日々」
「鍛えていてこそ戦える」
これは古来より絶対のことだ、鍛えられた者が戦場で万全に戦えることは何時の時代でも変わらないことだ。
それでだ、こう言った。
「ではな」
「閣下もそうされて」
「我々もです」
「そうしていきます」
「必ず」
「ではな」
シャイターンは軍司令達との軍議を終えた、そしてだった。
シャイターンは軍議の後で実際にフェシングの鍛錬を行った、それで汗をかき程よく身体を動かしてからだった。
政務にあたった、ここで書類を出した文官が彼に問うた。
「先程もですね」
「トレーニングをしていた」
「左様ですね」
「一日一回はな」
必ずというのだ。
「じっくりとだ」
「汗をかかれていますね」
「その様にしている」
「そうして健康を維持されていますか」
「そうだ」
「そうですか、ですが閣下は」
文官はシャイターンにどうかという顔でここで言った・
「まだです」
「インフルエンザからか」
「起き上がられたばかりですが」
「だがある程度はな」
「病み上がりでもですか」
「こうした方がいい、ベッドから起き上がったなら」
即ち病から回復したならというのだ。
「こうして多少なりともな。動けるならな」
「運動はされるべきですか」
「そうすれば気は晴れ」
汗を流してそうなってというのだ。
「ストレス解消にもなる」
「だからですか」
「少し動けたらな」
それだけの体力があればというのだ。
「私も行う様にしている」
「左様ですか」
「そうしている、それで政務もだ」
「それもですね」
「よりよく出来る」
身体を動かせばというのだ。
「ストレスが発散されてな」
「そのことによってですか」
「また軍務の方もだ」
こちらもというのだ。
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