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夢幻水滸伝
第三百六十四話 賭けの攻勢その一

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                第三百六十四話  賭けの攻勢
 メルヴィルもトウェインも他の星の者達もだ。
 日の出と共に起き立ったまま簡単に朝食を済ませた、そうして全軍に命じた。
「総攻撃や!」
「一気にやるで!」
 こう言って自分達が陣頭に立ち神具に術を使ってだった。
 敵軍に攻撃を仕掛けた、メルヴィルはグリフォンに乗って空を駆り右手のタスラムと左手のブリューナグを放ち術も使ってだった。
 果敢に攻めた、そうしつつ言うのだった。
「ケリつける、そやから思いきり攻めるで」
「はい、ですがあまり前に出られないで下さい」
 航空隊を率いる彼にだ、彼を乗せるグリフォンが言った。グリフォンもまたブレスに術を放っている。
「集中攻撃を受けます」
「それ位何でもないけどな」
「メルヴィル様ならですね」
「ああ、別にな」
「そう言われますか」
「この二日は強気でな」
「攻めますか」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「敵を破るで、若しな」
「トウェイン様が来られても」
「一騎打ちでな」
 それで以てというのだ。
「倒すで」
「そうされますね」
「もうや」
 それこそというのだ。
「燃料や弾薬が尽きる前にな」
「決着をつけますか」
「そや、それでや」
「このままですね」
「全力で攻める、そしてな」
「トウェイン様が来られても」
「戦う」 
 一騎打ちを行うというのだ。
「ええな」
「そこまでのお覚悟がありますか」
「覚悟亡くして戦場におられんやろ」
 自分を乗せるグリフォンに笑顔で告げた。
「そやろ」
「確かに」
 グリフォンもまさにと頷いた。
「そうですね」
「そやからな」
「このままですね」
「攻めるで」
「わかりました」
「ほなな」
 タスラムから放たれたオーラが敵の戦闘機を貫いた、戦闘機はパイロットが慌ててパラシュートで脱出するとだった。
 空中で爆発した、メルヴィルはそこからすぐに次の攻撃に移った。
 トウェインもサナーバードに乗って自ら戦いつつ指揮を執っていた、ミョッルニルを振り。
 無数の雷を放つ、そうして敵の航空隊を攻撃してから言った。
「突破口開くで」
「ご自身も戦われ」
「それでや、何としてもや」
 自分が乗るサンダーバードに言うのだった。
「攻めきってな」
「勝ちますね」
「そうするで」
 こう言うのだった。
「ほんまな」
「その為にですね」
「ミョッルニルも使う」
 自身の神具もというのだ。
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