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博士の挑戦状
第百七十八話

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               第百七十八話  すぐに見付かる
 ブリーフ13は兵庫県警の見立て通り兵庫県しかも神戸市に来ていた、そのことは天本博士も察知していた。
「すぐに見付かったわ」
「ブリーフ13がですか」
「うむ、夜野葉k長居で歩いていたそうじゃ」
 小田切君に研究所で話した。
「これがな」
「そうですか」
「そこを歩いておってな」
「目撃されたんですか」
「恰好が恰好じゃろ」 
 博士は紅茶を飲みつつ話した。
「何しろ白ブリーフ一枚じゃ」
「それで裸ネクタイですね」
「黒靴下に革靴でな」
「百パーセントの変態ですね」 
 小田切君もその恰好を聞いて述べた。
「だからですね」
「夜の繁華街を歩いておってな」
 そうしていてというのだ。
「どんどん目撃されてな」
「通報されたんですね」
「ぞうじゃ」
 博士はマカロンも食べているが小田切君にも出して話した。
「これがな」
「そうですね、そんな恰好滅茶苦茶目立ちますからね」
 小田切君はそれでと話した。
「僕今言いましたが」
「変態じゃな」
「百パーセントの」
「日本は変態さんは死刑にならんが」 
 それでもとだ、博士は話した。
「街をそんな恰好で歩く変態さんはじゃ」
「普通に捕まりますね」
「そうなるからな」
 だからだというのだ。
「そんな危ない恰好で歩いたらな」
「普通に通報されますね」
「日本人は真面目じゃ」
 博士はそれでと話した。
「だからそうした変態さんを見るとな」
「すぐに通報しますね」
「しかもネットで晒す、見るのじゃ」
 博士は自分のスマートフォンを出した、するとその画面にだ。
「しっかりあげられておるな」
「ああ、エックスとかで大騒ぎになってますね」
「この通りな、これでじゃ」
「確実に警察動きますね」
 小田切君はまさにと言った、そうしてそのうえで博士が出してくれたマカロンを食べて紅茶を飲んだのだった。


第百七十八話   完


                 2024・6・26
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