第三十一話 襲撃その三
[8]前話 [2]次話
「その時はな」
「宜しく頼む」
「奴等のことはわかっている」
カニスカも言ってきた。
「だからだ」
「有利に戦えるか」
「そのつもりだ」
「それは何よりだ」
「奴等は強い」
ダグデド達はとだ、カニスカは感情が見えない目で述べた。
「確かにな。しかしだ」
「それでも彼等を知っているな」
「よくな、それぞれの弱点もな」
「それなら尚更だな」
「有利に戦える」
「それにです」
ディボウスキは笑って話した。
「既に他の戦隊の方々への連絡手段も整えてあります」
「だからだな」
「戦いになれば」
その時はというのだ。
「即座にです」
「彼等に連絡してだな」
「はい」
ドクターマンにそのうえでと答えた。
「来て頂けます」
「数も備えているな」
「左様であります」
「おそらくだ」
ブランエリは自分の見立てを話した。
「敵はいざとなれば巨大化する」
「ギアもそうだったが」
ドクターマンはブランエリのその話を聞いて述べた。
「それぞれの組織はな」
「怪人達を巨大化させるな」
「いざという時はな」
まさにというのだ。
「そうする」
「そうして戦うな」
「我々の常だ」
ドクターマンはまさにと答えた。
「そのことはな」
「それは奴等も同じだ」
ダグデド達もというのだ。
「それでだ」
「そうしてくるとだな」
「最初から読んでいる、いや」
ブランエリは自分で自分の言葉を訂正させて言った。
「確信している」
「そうしてくるとだな」
「そうだ」
まさにというのだ。
「そうであってな」
「それでか」
「我々はだ」
「巨大ロボットもだな」
「全てのチームがもうな」
既にというのだ。
「整えている」
「そうなのだな」
「だからだ」
そうであるからだというのだ。
「奴等が出て来てもな」
「充分に戦えるな」
「そうだ」
「あいつ等は私達を馬鹿にしているわ」
ヒメノはこのことを指摘した。
「今もね」
「自分達が強い力を持っているからだな」
「そう、そしてね」
そのうえでというのだ。
「私達を侮ったうえでよ」
「戦ってくるな」
「わかるわね」
「よくわかる」
ドクラーマンはヒメノに即座に答えた。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ