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英雄伝説〜黎の陽だまりと終焉を超えし英雄達〜
第48話
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もギルドもさすがにイイ顔はしなさそうだけどねぇ。」

シェリド公太子の問いかけにニナやジュディス、ゴッチ監督がそれぞれ決意の表情で答えた後ベルモッティは困った表情を浮かべてフィーやアネラス、ロイドやルファディエルを見回して問いかけた。

「正直な所言うと遊撃士としては開催は止めて欲しいんですよね…………社長に薬物汚染を強要した黒幕は捕まっていませんし、”人形使い”の行方もわかりませんし。」

「同じく警察の一人として開催は止めて欲しいけど…………メンフィル帝国政府からも開催の許可を貰っている以上、開催は避けられない流れだからな…………」

「”裏”に目を光らせる役割を任せられる”誰か”がいれば別だけど。」

アネラスとロイドの話の後にフィーは口元に笑みを浮かべてヴァンに視線を向け

「…………なるほどね。殿下が来たのはそういうことですか。」

視線を向けられたヴァンは納得した様子でシェリド公太子に確認した。



「ああ――――――君達に追加の依頼をしたい。できれば映画祭が終わるまではこの地に残って警戒を続けて欲しいんだ。」

「…………あ…………」

シェリド公太子の依頼にアニエスは呆けた声を出した。

「当然、我々も備えますが…………ベガスフィルムの疑惑を暴いた貴方がたならばまさに適任でしょう。」

「ハッ、そりゃまた買われたモンだな。手の平返しは気に食わねえが。」

「ふふ、皆様の二日間の働きに対する正当な”評価”でしょう。」

ナージェの自分達への評価にアーロンは鼻を鳴らし、リゼットは静かな笑みを浮かべて呟いた。

「ちなみに昼間のお詫びもかねて報酬は弾むつもりさ。映画祭とパレードを楽しみながらでも構わない――――――どうかな?」

「あたしからも、どうかお願い…………!お姉は明日までにきっと回復する――――――ううん、もしできなかったとしてもあたしが代わりを務める!お姉を想って、お姉に届くために仕上げたあたしの踊りを見てもらうためにも…………!」

「シャヒーナ…………姉妹揃って助けていただいた身、この上は図々しいかもしれませんが…………私からもお願いします。ヴァンさん、アニエスさんたちも…………」

「ったく…………明日は適当に観光でもして帰りたかったが。追加報酬もたんまり出るってんなら、これも乗りかかった船ってヤツかもな。」

シェリド公太子と姉妹の頼みにヴァンは溜息を吐いた後苦笑しながらシェリド公太子の依頼を請ける事を決めた。

「ふふ…………元々映画祭が無事開催できるよう頑張ってましたし。」

「はい、やることは同じですしっ。」

「ハッ…………しゃあねぇ、精々付き合ってやるか。」

ヴァンに続くようにアニエス、フェリ、アーロンもそれぞれ依頼に
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