第48話
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B5F"へと向かった。
「―――――お姉えええっ!!!」
するとその時シャヒーナが声を上げながらサァラに駆け寄ってサァラに抱き着いた。
「シャヒーナ…………ごめんなさい、心配かけて…………」
「グスッ、お姉のせいじゃないよぉ…………!もう、そんな風に一人で背負わせたりしないんんだからね…………!」
「…………聞いたわ、私の代わりに頑張ってくれているって…………大きくなったわね、シャヒーナ…………」
目覚めた後”B5F"からの撤収際に聞いたヴァン達の話を思い返したサァラは優し気な微笑みを浮かべてシャヒーナの頭を撫で
「…………サァラ姉ぇぇ…………!」
シャヒーナはサァラを強く抱きしめながら泣いていた。
「フフ…………」
「…………良かったですね。」
そこに現れたジュディスやニナは微笑ましそうに姉妹の様子を見つめ
「えぐえぐっ、本当に…………!!」
「フフ、ヴァンちゃんたちもお疲れ様。」
「…………まだ”終わった”とは言えなさそうだがな。」
「ああ…………」
マリエルは感動のあまり涙を流して泣き、ベルモッティはヴァン達を労い、ディンゴは真剣な表情で懸念を口にし、ディンゴの言葉にヴァンは重々しい様子を纏って頷いた。
「…………まさかギャスパーがマフィアと繋がってたとはのう…………バカモンが。」
ゴッチ監督は連行されたギャスパー社長を思い返し複雑そうな表情で呟いた。
「これからギャスパー・ディロンは警察で事情聴取をされるけど…………」
「………肝心のアルマータのサルバッドでの”計画”については知らされていないでしょうね。」
「…………そっちもそっちで捨て置けねぇが、もう一つの問題も残っているな。依頼人は無事に取り戻したし、脅迫状の件も一応カタがついた形だが。実際、明日の映画祭はどうなるんだ?」
ロイドとリーシャの言葉に続くように呟いたヴァンはジュディス達に映画祭が開催されるかどうかについて確認した。
「…………それは…………」
「違法薬物に加えて拉致事件…………その上黒幕のマフィアも捕まっていない。悔しいけど…………正直、厳しいでしょうね。」
ヴァンの確認に対してニナが複雑そうな表情で答えを濁している中ジュディスは真剣な表情で開催は厳しい事を口にした。
「むうううっ…………!」
「そんな…………!せっかくサァラさんも戻ってきたのに。」
「そこまで消耗してたらどっちみちパレードは無理だろ。」
「……………………」
ジュディスの言葉を聞いたゴッチ監督とフェリはそれぞれ悔しそうな様子を見せ、アーロンの指摘に反論がないサァラは複雑そうな表情で黙り込んだ。
「結局
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