第五話 登場!ウルトラ四兄弟その十
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
リュウがまず言い返す。
「こいつ等!」
「ここで!」
「あっ、待って下さい」
ジョージとマリナがモニターに銃を構えたところでテッペイが言ってきた。
「モニターに出て来ただけですから撃っても意味ないです」
「そうなんだ」
コノミはそれを聞いて残念そうに口を尖らせた。
「全く、いきなり不吉な顔を見てしまったわい」
「こんなの見せられるなんて思いませんでした」
「まあまあ」
テッペイは補佐官と秘書官も落ち着かせる。
「それでだ、ウルトラの戦士達よ」
メフィラス星人はまた彼等に声をかけてきていた。
「三日後だ」
「本当だな?」
「そうだ。はっきり言おう」
メフィラス星人は答えてきた。
「我々は必ず君達に勝つと」
「その通りだ」
バルタン星人が言ってきた。
「君達の実力はわかった」
「そして我々の力もまた」
次にカタン星人が言う。
「地球の言葉であった筈だ。敵を知り己を知ればと」
「そういうことなのだよ、わかるかね」
メトロン星人とヒッポリト星人が続く。
「君達のことは既に我等は知っている」
「そう、だからこそ敗れはしない」
ミステラー星人とファイアー星人が述べる。
「そういう意味では同志達の犠牲もUキラーザウルスも無駄ではなかったということだ」
「では諸君」
「三日後にまた会おう」
最後にテンペラー星人とガッツ星人、ナックル星人が言った。そして彼等はその場から姿を消したのであった。
後にはウルトラ兄弟が残っていた。彼等も次の戦いを見据えていた。
「彼等ともだな」
「はい」
メビウスはタロウの言葉に頷いた。勝利の後とはいえウルトラ戦士達の心は戦いに向かざるをえないといった状況であった。
第五話 完
2006・12・21
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ