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邪教、引き継ぎます
第五章
43.時間との戦い
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ょっとおれの評価上がってる? うれしいなあ」
「……。この調子でキラーマシン3でも4でも発掘していければ、オレらの戦力はずいぶん上がるんじゃないか」
「それは思うけどさ。そううまく行くかな」
「心配でもあるのか」
「うん。一つは、ロトの子孫三国がそこまで待ってくれるのか」
「たしかに、オレなら待たないな。すぐ攻め込む」
「だよねー」

「一つは、ってことは、二つ目の心配もあるのか」
「うん。ある。もう一つは、おれがいつまで生きられるのかって問題」
「どういうことだ。お前、老化しないところにいたんだろ? 三百歳超えてるんじゃなかったのか」
「そうだけど。おれ自身は普通の人間だからね。こっちに来たから老化していくはずだよ。んで、その速さがどうなのかおれもわからない。長く生きてきた分、反動によって普通よりも速いかもしれないし。あとはこっち特有の病気があった場合、その免疫……って言ってもわからないか、んーっと、抵抗力がたぶん全然ないから、突然変な病気でポックリ()く可能性もあるね。そのへんは運次第! おれも祈るけど、きみも祈ってね!」
「前から思ってたが、お前のしゃべり方、どこまで真剣なのかわからないぞ」
「おれもわからない!」

 褐色の少女が三度目のため息をついたときには、だいぶ空も暗くなってきていた。
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