第百四十二話 運動会の後はその二
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「お酒は抜けるけれど」
「下手したら吐くわよね」
「そうなりかねないから」
「やっぱりまずいわよね」
「部活にはね、けれど今は」
「大丈夫よ、ただ寮で二日酔いの娘多かったから」
だからだというのだ。
「寮のお風呂特にサウナにね」
「入った娘多かったのね」
「先輩でもね、やっぱりね」
何と言ってもというのだった。
「二日酔いにはお風呂よ」
「それよね」
一華も確かにと頷いた。
「シャワー浴びるだけでもね」
「お酒かなり抜けるしね」
「それがお風呂だとね」
「もう一気にね」
それこそというのだ。
「抜けるから」
「いいわね」
「だからね」
それでというのだ。
「朝早速お風呂入る娘多かったわ」
「お酒抜く為に」
「いや、本当にね」
まさにとだ、さらに言うのだった。
「私は今回はお世話にならなかったけれど」
「お酒にはお風呂ね」
「二日酔いになったら」
その時はというのだ。
「それよ、サウナなんかね」
「抜群にね」
「抜けて」
「すっきりするわね」
「それに入る人もいて」
そうであってというのだ。
「寮のお風呂朝は凄く熱いから」
「お湯の温度が」
「それでね」
そうであってというのだ。
「一気にね」
「お酒抜けるのね」
「汗かいてね」
「そうなるのね」
「しかもね」
インドネシアの娘はさらに話した。
「朝は冷水もね」
「冷たいのね」
「凄くね、だからね」
「一気にあったまって一気に冷やして」
「そうしてね」
「お酒すぐに抜けるのね」
「二日酔いになっても」
それでもというのだ。
「本当にね」
「あっという間に抜けて」
「学校にも行けるのね」
「気持ちよくね」
そうした状態でというのだ。
「行けるのよ」
「そうなのね」
「実は湯舟にいつも入る国って少ないけれどね」
「そうそう、これがね」
一華はインドネシアの娘にまさにと応えた、そうしつつ着替え終えて部室を出た。丁度朝練のない生徒達が登校してきている。
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