第十幕その六
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「科学的に言えばDNAがどうでもね」
「努力で変わるね」
「よくなるね」
「そうなっていくわね」
「その人の努力で」
「そうだよ、例えば日本人でもね」
先生は今自分が暮らしている国の人達のお話もしました、国籍で言えば自分も今はそうだと思いながら。
「お魚やお味噌や納豆を食べていてもね」
「駄目な人いるよね」
「はっきり言って」
「そんな人いるわね」
「とんでもなくレベルの低い人がね」
そう言うしかない人がというのです。
「いてね」
「それでだよね」
「碌なこと言わないね」
「そして碌なことしないね」
「そんな人いるね」
「だから人種とか民族の優劣なんて」
そうしたものはというのです。
「ないよ、その人それぞれだよ」
「そして宗教でもないね」
「お仕事でもね」
「どれでもないね」
「あくまで個人のことね」
「そうだよ、僕はクリスチャンでもね」
宗教でのお話もします。
「他の宗教も素晴らしいと思うし」
「お仕事だってね」
「同じだね」
「お医者さんで学者さんでも」
「それが最高じゃないね」
「そうだよ、ただ日本の知識人と言われる人達は」
その人達はといいますと。
「かなりね」
「酷い人多いよね」
「もう有り得ない位ね」
「他の人達と比べて」
「中世のバチカンみたいに腐敗していて」
そうであってというのです。
「知的レベルだけじゃなくてね」
「人間性もね」
「どうしようもない人いるよね」
「それも多いんだよね」
「日本の知識人の人は」
「テロや内輪のことで沢山の人を殺したカルト教団の教祖がだよ」
そうした人がというのです。
「最も浄土に近いか」
「言ったら凄いね」
「本物の馬鹿だね」
「先生仏教も学んでるけれど」
「善悪わかってるしね」
「そんなこと言わないね」
「どう見ても違うからね」
先生はそれでと言いました。
「だからね」
「そうだよね」
「人を殺して浄土に近いとか」
「有り得ないよね」
「絶対に」
「しかもだよ」
先生はさらに言いました。
「そのテロが権力を求めたり自分達の邪魔な人達を殺す為だったら」
「尚更だね」
「もう浄土なんてないじゃない」
「権力欲とか剥き出しじゃない」
「邪魔な人を殺して何が浄土?」
「まだあってね」
皆に言うのでした。
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