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第百四十一話 楽園はなくてもその十二
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開きにしましょう」
「そうしようね、しかし焼き餃子と日本酒も」
 この組み合わせもとだ、古田は真っ赤になった顔を笑顔にさせてそのうえで理虹に対して言うのだった。
「いいね」
「そうね、またこうして焼きながらね」
「一緒に飲もう」
「そうしましょう」
 理虹も笑顔で頷いた、そうしてだった。
 二人は餃子がなくなりそれぞれ一升瓶を空にすると二人だけの運動会の打ち上げを終えた、一緒に後片付けをして終わった。理虹は終わった時本当に幸せだと思っていた。


第百四十一話   完


                   2024・7・8
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