第三千六百二十話 野人
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第三千六百二十話 野人
台湾は中国に四川省で尋ねました。
「ここに出て来るのよね」
「野人あるか」
「ええ、あの未確認動物がね」
「実は昔から噂が存在しているある」
中国はかなり真剣なお顔で答えました。
「女の人を攫うという妖怪あるが」
「実際に攫うかどうかは兎も角として」
「そうした生きものの噂は存在していたある」
「そうよね」
「はっきり言ってある」
中国は真顔で言いました。
「その存在は否定出来ないある」
「老師にしてもよね」
「この妖怪が野人だったとしてもある」
「おかしくないわね」
「何しろ鬱蒼とした木々に覆われた山地ある」
「そんなところ何がいてもおかしくないわね」
「実際にパンダもいたある」
実はパンダも未確認動物扱いでした。
「そう考えるとある」
「野人がいてもおかしくないわね」
台湾は中国と一緒にその山々を見て言いました、確かにそこには何かがいそうな感じが漂っています。
第三千六百二十話 完
2024・9・4
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