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スーパー戦隊超決戦
第三十話 ギアの者達の笑顔その十

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「それ故にだ」
「誇りがあってなの」
「だからだ」
 その誇りに誓ってというのだ。
「私は嘘は言わない」
「それで私に言うのに」
「車に乗ってはならない」
 やはり絶対にというのだった。
「誰も乗せてはならないしだ」
「私が乗ってもいけないのね」
「そうだ」
 何があってもというのだ。
「本当にな」
「そうなのね」
「そしてだ」
 それでというのだ。
「平和に暮らせ」
「そこまで言うのね」
「何度も言う、平和の為にな」
「そこまで言うのね」
「いや、本当に止めなさい」
 ファラも真顔で告げた。
「さもないとよ」
「危ないっていうのね」
「そう、いいわね」
「皆言うわね」
「当然だ」
 メイスンも真剣な顔である、それで言うのだった。
「我々も怪我したからな」
「うう、言われっぱなしじゃない」
「友人として言っておく」
 こうも言うメイスンだった。
「君は車には乗せてもらうだけにしろ」
「仕方ないわね」
「そこ仕方ないじゃないだろ」
 モンスターは即刻突っ込みを入れた、身振りまで入れて。
「本当に二度と運転するんじゃないぞ」
「ううむ、そこまで言われたら」
「才能の欠片もないからな」
「そういうことだ、乗るな」
 桃井が止めの様に言って来た。
「いいな」
「全く、折角車も買ったのに」
「あのボロボロの車か?」
 メッサージュウは本気で言った。
「あれがか」
「もう乗れないぞ」
 サイゴーンも本気であった。
「あそこまで酷いとな」
「まだ買ったばかりかも知れないが」
 メッツラーはそれでもと言った。
「最早乗れたものではない」
「はるかの歳を考えると買ったばかりだと思うが」
 それでもと言うアクアイガーだった。
「最早乗れたものではない」
「あの、棺桶でやんすか?」
 ジュウオウもまた本気だった。
「走る」
「そこまで言うことないでしょ、じゃあ乗らないわよ」
「是非そうして下さい」
 ファラキャットは鬼頭の今の瞬間の考えに全力で後押しをした。
「本当に」
「全く、言われっぱなしじゃない」
 鬼頭はこう言って車に乗らないことにした、現時点ではそう決意した。そうした話もしつつ戦隊の面々はドクターマン達と共にダグデド達が来るのを待っていたが。
 まだ来ずだ、鈴樹はトッキュウジャーの列車の中で言った。

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