第三十話 ギアの者達の笑顔その三
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「それでは」
「是非です」
「改造して下さい」
「そうして下さい」
口々に言ってきた、ドクターマンはその言葉を受けて言った。
「いいのだな」
「今言った通りです」
「ドクターマン様と共に食事を楽しみたいです」
「飲むことも」
「そうしたいです」
「わかった、ならすぐに改造に取り掛かる」
ドクターマンはギアの面々に告げた。
「そして飲んで食べられる様にしよう」
「宜しくお願いします」
「ではこれよりですね」
「食事ですね」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「一人一人はすぐに終わるが」
「それでもですね」
「その間にダグデド達が来るかも知れない」
「だからですね」
「手術の間が問題ですね」
「だからだ」
それ故にというのだ。
「一人を手術する間はな」
「他の者が周りを警戒し」
「ドクターマン様をお護りする」
「そうすることですね」
「私も戦えるが」
しかしというのだ。
「改造に専念するからな」
「だからですね」
「その間は無防備ですね」
「そうなりますね」
「だからだ」
それ故にというのだ。
「改造を受けない者は私の警護をしてくれ」
「わかりました」
「それではです」
「その様にさせて頂きます」
「ドクターマン様は安心して改造を行って下さい」
「そうして下さい」
「それではな」
家族の言葉を受けてだった。
ドクターマンは彼等の改造に取り掛かった、そうしてそのうえで一人一人改造していった、その間改造を受けない者達が彼を護った。
その間ダグデド達は来ず無事に手術が終わってだった。
「こうしてだよ」
「食える様になったのだな」
「この通りな」
モンスターはとても嬉しそうに焼肉を食べつつ桃井に応えた。
「ドクターマン様のお陰でな」
「それはよかったな」
「ああ、美味い」
共に店にいて向かい合って座っている桃井に笑顔で話した。
「エネルギーもいいがな」
「飲んで食うこともか」
「いい、いや」
モンスターは笑って言った。
「最高だ、特にドクターマン様やギアの仲間達と食うとな」
「尚更か」
「最高のな」
さらにというのだ。
「上を行くな」
「より最高か」
「こうした時どう言えばいいんだ」
「どうでしょうかね」
モンスターの隣にいるジュウオウも言った、彼も食べている。
「それは」
「わからないな」
「そうですよね」
「最高の最高でいいだろ」
桃井が答えた。
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