第47話
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社長は焦った様子でエレベーターに乗り、ある場所に向かった。
〜地下5階〜
「そ、そうだ…………念のために起動しておくか…………」
「警備モードをオンにしました。」
ベガスフィルム本社の地下深くに到着したギャスパー社長がザイファを操作するとザイファから機械音声による報告が聞こえた。
「と、とにかくアレだけはなんとか処分しなければ…………!」
「…………やっと行ったか。」
そしてギャスパー社長が目的地に向かった走り去るとステルスモードで姿を消していたヴァン達が姿を現した!
「こんな使い方もあるなんて…………」
「以前わたしが引っかかかった偽装シャードの応用ですねっ。」
「クク、さっきの”変声機能”もなかなか面白かったぜ。あれもシャードを使ってんのか?」
アニエスは自分が知らない予想外のザイファの使い方に驚き、フェリがかつての出来事を思い返している中、不敵な笑みを浮かべたアーロンはリゼットに確認した。
「はい、ホロウと組み合わせる事で各種シャードは様々に応用できます。機会があればご指南いたしますのでなんでも聞いてくださいませ。」
「よ、よろしくお願いします。(違法ギリギリな気もしますが…………)――――――それにしても”地下”にこんな大きなフロアがあったなんて。」
リゼットの申し出に冷や汗をかいて答えたアニエスは周囲を見回した。
「あるはずのねぇ”B5F"…………ディンゴとGIDの情報通りだったな。何かの研究施設みたいだが…………――――――で、お前さんたちはどうするんだ?」
「やっぱ気づかれてか。」
ヴァンが誰もいない場所に声をかけると女性の声が聞こえた後フィーとアネラスが現れた。
「…………あなた達は…………!」
「チッ、いつの間に…………」
「も、もしかして先回りを?」
「ま、GIDと記者さんの情報から何かやらかしそうな雰囲気だったから。」
「ヴァンさんとリゼットさんは気づいていたみたいですけどね。」
「ええ、探査シャードの展開時に。」
「さすがこの手の潜入はお手の物みたいだな。だがいいのかよ、俺達はまだしも”正義の味方”が不法侵入をして。」
フィーの後に答えたアネラスの指摘にリゼットは頷き、ヴァンは感心した様子で呟いた後確認した。
「正攻法じゃ間に合わない――――――そう判断したまで。民間人が拉致されているのにこれ以上モタモタしてられない。」
「協会規約第二項”民間人に対する保護義務”……『遊撃士は、民間人の生命・権利が不当に脅かされようとしていた場合、これを保護する義務と責任を持つ。』…………あまり褒められた話じゃあ
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