第47話
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ゼットの話を聞いたジュディスは目を見開いた。
「…………多分、何らかのセキュリティで社長しか行けない場所なんだと思います。おそらくサァラさんはそこに――――――」
「ですが上手く”陽動”できれば尻尾を出すはず…………!今、ニナさんにも協力してもらって仕掛ける端末を特定していましてっ。」
「……………………」
「ジュディス君、来てくれたまえっ!」
「ここの舞いのパターン、どちらがいいと思いますかっ!?」
アニエスとフェリの話を聞いたジュディスが考え込んでいるとゴッチ監督とシャヒーナがジュディスに声をかけた。
「ええ、今行くわ――――!――――A2端末。何か仕掛けるならそこよ。」
「…………!」
二人の元へと向かう際に呟いたジュディスの助言を聞いたヴァンは目を見開いた。
「…………今のは…………」
「ハン、いざとなったら自分で動くつもりだったみてぇだな。」
「皆さん…………!…………すみません、アクセスできる端末は幾つか見つけたんですが…………セキュリティレベルが違うらしく、どれが侵入しやすいかまでは…………」
ジュディスの助言を聞いたアニエスが驚き、アーロンがジュディスの行動を予測したその時ニナが現れて申し訳なさそうな表情で報告した。
「いや、それなら問題ない。」
「―――――A2という端末に案内して頂けるでしょうか?」
そしてニナの案内によってヴァン達がある端末に向かって少しした後、ギャスパー社長は悪態をついていた。
「くっ、まさか導力シーシャがいきなり取り締まられるとは…………このままでは私は…………い、いや、まだ決定的な証拠は出ていないハズ!こうなったらいっそ警察あたりを誘導して”連中”を遠ざけ――――いや駄目だっ!ええい、どうして私がこんな目に…………!と、と、とにかく映画祭だけはなんとしても乗り切らなくては…………その後は―――」
今後の予定をギャスパー社長が考え込んだその時ギャスパー社長のザイファに通信が来た。
「な、なんだこんな時に。」
「こ、こちら警備室…………!社長にお客様が見えております!」
「客…………?こんな夜中にどこのどいつだ!?」
「ええ、それが…………南カルバード警察だとかで社長と今すぐ面会をしたいと――――――!」
「なあっ…………!?バ、バ、馬鹿な――――――もう嗅ぎ付けたのか…………!?」
「どうしました、社長!?お通ししてもよろしいのでしょうか!?」
「ダメだ――――――い、い、いやいや、まだ令状は持っていないのだろう!?とにかく時間を稼げ…………!!クソッ、こ、こうなったら…………!!」
自分にとって窮地となる通信内容を無理矢理終わらせたギャスパー
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