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星河の覇皇
第八十七部第二章 膠着状態に入りその二十一

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「重要だ」
「そうして軍事を考える」
「政治の面でも」
「そしてですね」
「今もですね」
「アバダン星系の基地化を進めていく」 
 今行われているそれをというのだ。
「いいな」
「わかりました」
「ではそうしたことも頭に入れつつ」
「将来のことも」
「そしてです」
「基地化を進めていきます」
「一般の兵士や下士官ならまだいい」
 そうした立場の者達はというのだ。
「ただ戦うだけだ」
「しかし士官は違う」
「士官は考える」
「そして命令を下す立場であり」
「責任もありますね」
「だから政治的にもだ」
 その視点でもというのだ。
「考えていってだ」
「決断を下す」
「そうあることが必要ですね」
「左様ですね」
「尉官からな。佐官になれば国全体の戦略を考えなくてはならない」
 その階級になればというのだ、即ち準佐からだ。
「そして将官ともなればな」
「政治ですね」
「政治的な視野が必要になる」
「国家の政治を考え」
「そして戦略を立て」
「決断を降さなくてはならないですね」
「だから私も言った、アバダンは軍事基地になりだ」
 そこからというのだ。
「軍事星系としてな」
「栄えていきますね」
「これからは」
「そうなりますね」
「統一されればサハラ北方の軍事拠点の一つとしてだ」
 その立場でというのだ。
「栄えていく」
「左様ですか」
「それではですね」
「この星系を基地化していきますね」
「物資を集結させ」
「設備も置き」
「官舎や倉庫もだ」
 将兵達が居住し物資を保管する様な場所もというのだ。
「築いていっているな」
「はい、至急で」
「むしろそちらを最優先させています」
「その為軍港の整備が遅れていっている面もあります」
「まずは将兵や物資ということで」
「そうなっています」
「そうだな、何とか急ぎたいが」
 軍港のこともというのだ。
「やはり全て順調とはいかないな」
「そうですね、しかしですね」
「それを目指していくべきですね」
「全て順調である様に」
「その様に進めていきますね」
「是非な」
 こう言ってだった、ダビデブはアバダン星系の基地化の指揮を執っていった。確かに軍港は遅れていたが。
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