第七話『チンピラ? きんぴらゴボウの間違いでは?』
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「先程も申しましたが、これから帰るので丁重にお断りします」
「大丈夫! 帰るより俺らと遊んだ方が絶対楽しいから!」
低能共がよくほざくな〜 一戦やろうかな?
「ね!君達もさ」
男がナツルと紅音に手を伸ばそうとした時、詩楼の中でナニかがキレた
バシィッ!
「ッウ!?」
「そんな腐った手で触らないでくれます? 下衆で単細胞な貴方達が声を掛けてくるだけで吐き気がするのですが?」
「っのアマ! 言わせておけば!!」
パシッ と男の拳を受け止める
「ここでは難ですので、表にでましょうか?」
「ック!?」
ミシミシ と男の拳の骨を鳴らし、振り払う
「チッ・・・ああ、いいぜ。後悔させてやる」
男共は俺を睨みつけ、外へと出ていった
「ナツルさんと紅音さん、それとますみさんは、お手数ですがそこの喫茶店で待ってて頂けますか?」
『は、はい・・・』
さて、せいぜいサンドバック程度にはなってくれよ
◇
「逃げずに来たんだな?」
「えぇ、こんな屑な集団に負けるわけありませんから」
「・・・負けたらどうすんだ?」
う〜ん、適当なこと言って本気出させるか・・・
「では、私が負けたら・・・貴方達の好きにしてよろしいですよ?」
そう言った瞬間、男共の体がビクッ と動いた
「へぇ・・・そんじゃ、負けられんないねぇ!」
ある男が動いたのを皮切りに、他の奴ら達も動き始めた
ほぉ〜、囲むとかやるね〜・・・でも
真っ先に向かってきた男の攻撃を半身で避け、腹部に膝、背中に肘をいれる
「ガグッウ!?」
まず一人・・・
「んのやろっ!!」
襲いかかってくるが、股がガラ空き・・・えいっ
ドスッ!
「ッ!?!?」
急所に重く蹴りをいれ、言葉のような物を吐きながら倒れる
「こんな物なのですか?」
「クッ・・・おい、退くぞ!」
男共は渋々引き返していった
「・・・つまんねーの」
空を見上げながら呟いた
◇
あの後、喫茶店に向かった
「詩楼! 大丈夫だったか!?」
喫茶店に入った瞬間、ナツルが抱きついてきた
「えぇ、無傷ですよ。そして、人の目をはばかってください・・・」
女装をしているが、その・・・胸が、当たってます・・・
「格好良かったぞ・・・ありがとうな///」
胸に顔を埋めながら、感謝の言葉を言う
「うわー、大胆ですね〜♪」
ますみが茶化すような口調で言ってくる
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