義妹との関係
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のか少しぎこちないが、悟林がアドバイスをして進めていく。
チチはゆっくりと既に用意されているおやつを味わって将来の義姉妹のやり取りにニッコリであり、悟空と悟天とトランクスの腹はペコペコである。
「良い匂いするなぁ」
「うん」
「悟林、オラもう腹ペコペコだ〜…」
「はいはい、もう少し待っててねー」
パンケーキの塔を作り、更に生クリームにたくさんの果物を乗せ、シロップをかけるとまずお客様のトランクスから。
「はい、トランクス君」
「え!?俺から良いの?」
「お客様なんだから遠慮しないの。2人はもう少し待っててね」
涎が止まらない悟空と悟天の似たもの親子に悟林は苦笑し、さっさと悟空と悟天の分を作って自分とビーデルの分も焼いてしまおう。
悟空と悟天にパンケーキが置かれた瞬間、何枚か掻き消えた。
「んめーーーっ!!」
「美味しいっ!!」
バクバクとパンケーキを頬張る2人に悟林は優しく微笑み、悟飯が来たので悟林は余った林檎を悟飯に差し出す。
「はい、悟飯の分ね」
「姉さん、流石の僕もここまであからさまだと怒るよ?」
「馬鹿じゃないの?お前にはこれで充分だよ、お前は将来のお嫁さんの手料理でも食べてなよ。ねえ、ビーデルさん?」
「お、お嫁さんだなんて…」
丁度良いタイミングで出来たようで悟林の物と比べて少し形は悪いが、それでも悟飯のために一生懸命に作ったのが分かる。
悟林の言葉に顔を真っ赤にして悟飯のおやつを差し出すビーデルに鈍感な悟飯でも照れてしまう。
「ねえねえ、兄ちゃん顔真っ赤だよ!」
「止めとけよー悟天、あんまり年上の人をからかうもんじゃないぞー」
「そうだなー、若いって良いよなぁ」
「悟飯ももう少し気の利いたことが言えりゃあ良いのに…ビーデルさんも可哀想だべ」
「お母さん、ヘタレの悟飯ちゃんにそんなこと言えるわけないでしょ?そんなことが出来るならもっと早く進展してるんだよ全く情けない愚弟だよ全く」
「悟天!トランクス君!父さんに母さんに姉さんも!!」
「………」
言いたい放題の外野に悟飯は顔を真っ赤にして怒鳴り、ビーデルは顔を真っ赤にして俯いていた。
因みにビーデルお手製パンケーキは美味しかったとのこと。
悟飯とビーデルが交際してからしばらく経ち、悟林とビーデルはそれなりに仲良くなれたと思っていたのだが、グレートサイヤマン2号と成り果ててしまったビーデルとちょっぴり距離を取り、元凶の悟飯を上空に殴り飛ばして“汚ない花火”にしてやった。
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