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夢幻水滸伝
第三百六十三話 時は止まらないその三

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「今はな」
「そうですね」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「敵もそうした攻撃してきて」
「今も激しいですね」
「そうであってな」
「応戦せなあかんので」
「それでや」
 そうであるからだというのだ。
「ほんまな」
「消費が激しいですね」
「次から次にや」
 メルヴィルはここで上空を見上げた、見れば自軍の爆撃機が一機空港に戻ってきている。かなりの銃撃と術の攻撃を受けてふらふらしている。
「ああいう感じでな」
「ダメージを受けて」
「そうなっててな」
 それでというのだ。
「ほんまな」
「厄介な状況ですね」
「そうなってるわ」 
 こうギンズバーグに話した。
「ほんまな」
「そうですね」
「この状況で戦えば」
 そうすればというと。
「三日やな」
「ほんまにですね」
「それだけでな」
「戦えへん様になりますね」
「臨時予算を組んでもな」
 そうしてもというのだ。
「そやけどな」
「それでもですね」
「予算が出るまでな」
「時間があります」
「そやからな」
 だからだというのだ。
「もうな」
「あと三日ですね」
「時間があるのはな」
「そうですね」
「その三日でや」
 それだけでというのだ。
「完全にや」
「終わらせないとあきませんね」
「そや」
 まさにというのだ。
「そうせんとあかん」
「勝つ為には」
「そや、それで勝つ為にどないするか」
 メルヴィルは難しい顔で述べた。
「知恵も出して欲しい、わしもな」
「知恵をですね」
 エミリーが言ってきた。
「何とかですね」
「出すわ」
 そうするというのだ。
「考えてな、後は閃きがあるか」
「それ次第ですね」
「閃きは突然来る」
 これはというのだ。
「時として思い付きでな」
「あかん場合もありますね」
「そやけどな」
 それでもというのだ。
「閃きが来れば」
「それで、ですね」
「変わる、思い付きはな」
「あかんですね」
「思い付きと閃きはちゃう」  
 この二つはというのだ。
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