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ハッピークローバー
第百四十話 ささやかなご馳走その十三

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「家庭崩壊になった場合もあるし」
「それでその喜捨責任取らなかったのよね」
「平気な顔をしているよ」
 朝日新聞の本多勝一という記者の記事である、とある女性の父親が敵兵を百人切り殺したと何の検証もしない記事を掲載しその人の家庭が崩壊したのだ。
「人の家庭崩壊させてね」
「酷いお話ね」
「そんなことして弱者の味方とかね」
「自分が思いきり弱いものいじめしてるわね」
「普通の人の家庭崩壊させてるからね」
「最低ね」
「北朝鮮を地上の楽園と言ったしね」
 このことも本当にあったことだ。
「鵜呑みにして北朝鮮に行って」
「誰も生きて帰って来なかったのね」
「地上の楽園どころか」
 北朝鮮はというのだ。
「もうね」
「この世の地獄だったわね」
「そうだったよ、このことでもね」
「責任取ってないのよね」
「こんなこと言った人はね」
 それこそというのだ。
「大勢の人を地獄に送ったのに」
「生きて帰ってないのに」
「一人もだよ」
「悪魔みたいね」
「悪魔と言っても色々だけれど」
「邪悪で卑劣で汚い」
「そうした悪魔だよ」
 伊東はこれ以上はないまでに嫌そうな顔で述べた。
「キリスト教とかの悪魔じゃなくて」
「あの宗教の悪魔って変にモラルあるしね」
「契約に五月蠅くてね」
「法律もあって」
「ただ神様に逆らっているだけだから」
 極論すればキリスト教の悪魔はそれ故に悪なのだ、神を絶対の正義と定義すると神に反逆する悪魔は悪となるのだ。
「だからね」
「本当に悪いか」
「それはね」
「また別よね」
「けれどそうした人達は」
「邪悪って意味よね」
「もう吐き気を催すっていうか」
 その意気に達する様なというのだ。
「全否定したくなる」
「そうした悪魔ね」
「僕が今言うのはね」
「そんな連中がずっと権力握ってたらね」
「想像するだけで恐ろしいね」
「やりたい放題で全く反省しないで」 
 留奈も嫌そうに話した。
「不況不況ばかり言ったり何も知らない人をあんなところに送ったり」
「本当に悪魔だよ」
「邪悪なね」
「だからね」
「今はマスコミの力が弱くなって」
「その分だよ」
 まさにというのだ。
「ましだよ」
「そう言っていいわね」
「マスコミをどうとか言って変なユーチューバーの言うこと鵜呑みにしても同じだけれどね」
「ユーチューバーだって色々だしね」
「迷惑系とかいるしね」
「兵器で嘘吐くユーチューバーもいるわね」
「それこそ騙すことが目的で」
 最初からというのだ。
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