第七話 重要な手掛かりその六
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「あんたに頼みがあるんだけれど」
「うん、何?」
「あんたは聖杯を探して」
そうしてくれというのである。
「この連中は私達が相手するから」
「そうしてくれるの?」
「ヴァッフォとミゲラも来るし」
彼等も戦場に到着するというのである。
「だから今はね」
「わかったわ。それじゃあ」
シズカも彼女のその言葉に頷くのだった。
「私はそっちにね」
「頼んだわよ」
「よし、それじゃあこっちは」
ここでレツが言う。
「もう一つチームが来るし」
「何っ!?」
「まことか!?」
丁度やって来たヴァッフォとミゲラが言うのだった。
「二つだけではなくか」
「もう一つ来るというのか」
「ではそのチームは一体」
「何処だ?」
「ああ、俺達だ」
デカレンジャーの面々だった。彼等が出て来たのである。
「サキュバス、手前また」
「何度でも出て来る奴だね」
「それも当然よ」
サキュバスは強い目で番を見据えて告げた。
「何度倒されても。こっちにも意地があるのだからね」
「じゃあその意地吹き飛ばしてあげるわ」
茉莉花 が一歩前に出てサキュバスに告げる。
「私達がまたね」
「じゃあ行きますか」
鉄幹は三つのチーム全体に告げた。
「これから」
「よし、じゃあ」
「今から!」
三つのチームはすぐに変身に入った。そのうえであらためてフラビージョ達と対するのだった。シズカは既に戦場を離脱し聖杯の探索に向かっている。
「風のシズカはどうする?」
「今はいいわ」
デカブルーの問いにゲキイエローが答えた。
「まずは目の前の敵を倒さないと」
「それもそうだな」
彼女のその言葉にガオブラックが頷いた。
「じゃあ今は目の前の敵を倒しますか」
「そうね、それじゃあ」
「相手してあげるわ!」
デカピンクとガオホワイトがそれぞれ言う。
「どのみちジャッジメントしないといけないから!」
「ここは通らせてもらうわよ!」
「通せと言われて通る者はいない」
サーガインは冷静に返してきた。
「こちらにも事情がある」
「そういうことだ。それではだ」
「また戦いだな」
マンバルバとミゲラの言葉である。
「この街はかなり楽しくいい街だが」
「貴様等と戦わないわけにもいかぬ」
「それはこっちの台詞だ!」
言い返したのはゲキレッドだった。
「手前等がどくか倒れない限り俺達だって戦わなくちゃいけないからな」
「宇宙警察の本部からも正式に聖杯の保管への許可が出たし」
デカグリーンが腰に手をやりながら述べる。
「だから余計にね」
「やらせてもらう!」
ガオブルーはもう戦闘態勢に入っている。
「いいな、どかないとだ!」
「よし、行くぞ皆」
ガオレッドも身構えていた。
「ここ
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