第46話
[5/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「えと…………ヴァンさんの方はできればエースキラーの人達と接触して、エースキラーの人達が手に入れた情報を仕入れておいて欲しいのですけど…………」
「エースキラーの方は可能だったならな。そんじゃ、それぞれ任せたぜ。」
そしてそれぞれ情報収集のためにベガスフィルムから出たフィーとアネラス、ディンゴとすれ違ったギャスパー社長がヴァン達に近づいて自身の疑問を訪ねた。
「やれやれ、騒がしいことですな。この映画祭直前に何事ですか。」
「なぬ、まだ聞いておらんのか!昨日スカウトしたサァラちゃんがいなくなってしまったんじゃ!」
「…………ほう…………?」
「こうしちゃおれん、ベガス社を上げて動くんじゃ、ギャスパー!社員やスタッフを総動員してでもサァラちゃんの行方をじゃなあっ…………!」
「―――――フン、馬鹿馬鹿しいですな。たかが踊り子の一人や二人、逃げたくらいなんだというのです?」
ゴッチ監督の要求に対してギャスパー社長は鼻を鳴らして呆れた様子でゴッチ監督の要求を断った。
「な、なにィ!?」
「だ、だからお姉は――――――」
「それ、どういう意味でしょう?」
「…………ただの失踪ではない可能性が高そうなのですが…………」
ギャスパー社長の答えを聞いたゴッチ監督は驚き、シャヒーナが反論しようとしたその時ジュディスは真剣な表情でギャスパー社長に真意を訪ね、ニナはある指摘した。
「フン、どのみち映画祭の進行に支障は出るまいと言っているのだよ。君たちが欠けるならまだしも、所詮は即興で雇ったエキストラだろう?」
「っ…………!
「バッカモン、何度も説明したじゃろうが!?サァラちゃんはワシのパレードを完成させる最後のピースにして唯一無二の――――――」
「もういい、これ以上の御託は結構です。こちらはどんな形であれ、パレードが実行されるなら文句はない。見つかればよし――――――でなければ妥協していただくしかありませんな。」
「ぐぬぬ…………!」
ギャスパー社長の冷酷な答えにシャヒーナが唇を噛み締めている中、ゴッチ監督は怒り心頭の様子で反論しようとしたがギャスパー社長は聞く耳を持たずその場から去って行き、その背中をゴッチ監督は唇を噛み締めて唸りながら睨んでいた。
「ええい、なんじゃアイツは…………!」
「ヒドイです…………」
「ハッ、露骨に余裕がなさそうだな。」
ギャスパー社長が去った後ゴッチ監督は怒りの声を上げ、フェリはギャスパー社長の冷酷さを非難し、アーロンは鼻を鳴らした。
「映画祭前日ともなれば――――――というだけではなさそうですね。」
「…………はい。」
「状況証拠は揃ってきた…………さぁて、どう動く
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ