第46話
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トした”アルカンシェル”の”舞姫”―――――リーシャ・マオさんはサァラさんがパレードに出演する事に反対とかされていないんですよね?」
「勿論だよ!お姉がパレードの出演にスカウトされた時もお姉は念のためにリーシャさんに連絡して確認したけど、リーシャさんはスカウトをしている時点ではまだ自分にお姉がパレード出演するかどうかについて意見をする資格はないから、お姉自身が決めるべきだって言っていたし、お姉が出演を決めた時も『パレードが成功できるように、応援しています』って言っていたよ!」
「え…………リーシャがこのサルバッドに滞在しているの!?」
「先輩…………?もしかして”アルカンシェル”のリーシャ・マオさんとお知り合いなのですか?」
アニエスの確認にシャヒーナが答えるとジュディスは驚きの表情で訊ね、ジュディスの様子が気になったニナは不思議そうな表情でジュディスに訊ねた。
「えっ!?え、ええ…………昔、ちょっと縁があってね…………」
訊ねられたジュディスは答えを誤魔化した。
「アルカンシェルの”舞姫”の一人であるあのリーシャ・マオがこのサルバッドに滞在していることに気付かなかったとは何という不覚…………!今からでも遅くない、彼女にもフォクシーパレードに出演してもらうのじゃあっ!!」
「か、監督…………リーシャ・マオさんは”アルカンシェル”の所属ですから、出演してもらう為には彼女に出演の依頼をする前にまず”アルカンシェル”に出演の許可を取る必要がありますよ…………」
一方リーシャの滞在を知ってリーシャにもパレードに出演してもらうことを決めているゴッチ監督のマイペースさにその場にいる全員が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中ニナは困った表情で指摘した。
「コホン。民間人が行方不明になった以上、この件はギルドも噛ませてもらう。文句ないよね?」
「はい、是非お願いします。」
「ギャラならいくらでも出すぞ!パレードを完成させるためにも何としても見つけ出してくれぃっ!」
「アンタたちの方は――――――」
フィーの確認にニナは頷き、ゴッチ監督は力強い答えを口にし、ジュディスはヴァン達に視線を向けた。
「守ると約束した依頼人の一人だ。言われるまでもねえ。追加の報酬くらいは請求させてもらうかもしれねぇが。」
「…………お兄さん…………」
(…………こっちで何とかする。アンタは後先考えずに動くなよ?)
(っ…………な、なんの話よ!)
ヴァンに小声で話しかけられたジュディスは一瞬表情を引き攣らせた後反論した。
「いったん支部メンバーと共有する。警察方面の情報も仕入れておくから。」
「俺も各方面を当たってみよう。ベルモッティにも伝えておく。」
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