第4話 ロックンローラーズ
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いバンド、やってみたかったんだ。ギターに専念したかったって言うかさ」
「仁菜は17歳だっけ?荒削りだけど年相応の貫禄じゃないな、あれは。河原木、慧眼すぎ」
「あははっ、ありがとう。あいつも私のファンだったらしい。最後のつもりでアゼリアで路上ライブしてたら声かけてくれて。実家帰るつもりだったのを『一緒に中指立ててください』って言われて、まあバンドやってみるかって」
「えっ、何だよそれ。俺も見たかった…」
「もうしてあげませーん」
「ず、ずるいぞ河原木!」
本気で悔しがる瑞貴がおかしくて、くすくす笑いをする桃香。瑞貴の電車の時間が迫っており桃香を家に送ってから帰ることにした。
「悪いな、家まで送ってもらっちゃって。その…気をつけて帰れよ」
「いいって。変なやつに絡まれでもしたら俺の寝目覚めが悪くなる」
「はいはい。じゃあ、またな」
「ああ、また!」
瑞貴は名残惜しい気持ちと喜びを胸に帰路に着くのであった。
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