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おぢばにおかえり
第八十二話 三人でのひのきしんその三十

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「肉を巻いていくとね」
「立派になっていきますね」
「その人がせいじんしたいと思うならね」
「肉を巻いていくことですね」
「そうすればね」
「立派なようぼくになってくれますね」
「その人にその気があったら」 
 立派な人に成ろうと思えばというのです。
「それでね」
「なっていきますね」
「なっていくのが天の理だね」
「はい」
 そうも言われています、おみちでは。
「本当に」
「だからね」
「新一君もお仕込みをしてですね」
「肉を巻いていけばね」
「立派なようぼくになってくれますね」
「特に彼はいさんでいるから」
「尚更ですね」
「自分から肉を巻かれにいくからね」
 そうした子だからというのです。
「絶対にね」
「いいようぼくになってくれますね」
「かなり有望というか間違いなくね」
「じゃあどんどん肉を巻いていきます」
 私はこころさだめをしました、そしてです。
 先輩と携帯でお話をしてそのうえで新一君と三人で回廊ひのきしんの準備を進めていきました。そしてその日が来るのでした。


第八十二話   完


                     2023・4・2
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