第八十二話 三人でのひのきしんその二十九
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「お仕込みをね」
「していくことですね」
「あと彼犬と猫が好きだよ」
「そうですね」
このことも言われて思い出しました。
「何でもお家に猫がいて」
「可愛がってるみたいだね」
「犬もいて」
結構賑やかなお家みたいだとも思いました。
「そちらの子もですね」
「可愛がっているね」
「そうしたところは長所ですね」
「基本的に公平で親切で優しい子だよ」
「博愛主義なんでしょうか」
「基本はね」
嫌いな相手以外にはというのが新一君ですが。
「そうだね」
「博愛主義はいいことですね」
「困ってる人や生きものは放っておかないしね」
「そんないいところあるのに」
それなのにです。
「嫌いだとああなるんですね」
「そこは本当に何とかしていかないとね」
「駄目ですね」
つくづく思うことでした。
「私がお仕込みして」
「そう、千里ちゃんもね」
「あの子にですね」
「お仕込みをしてね」
そうしてというのです。
「いいようぼくにしていくんだよ」
「そうします」
「しんは細くてもね」
ここでおみちのお話になりました。
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