第七話 重要な手掛かりその二
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「あんた達はここで倒してあげるわよ!」
「ああ、皆ここにいたんだ」
しかしここでボンバーが出て来て彼等に声をかけてきた。
「探したんだよ」
「あれっ、ボンバー」
「どうしてここに?」
「何で出て来たの?」
「今から戦闘っすよ」
「それはわかってるけれどね」
あまりわかっているとは思えない様子で出て来てはいる。
「それでもだよ。凄いことがわかったんだよ」
「凄いことって?」
「まさか」
「そう、そのまさかだよ」
ボンバーはこう彼等に話した。
「聖杯の手掛かりがわかったんだよ」
「おい、ちょっと待て!」
「それ本当のこと!?」
何とヤバイバとツエツエがゴーオンジャーの面々を押しのけてそのうえでボンバーに顔を接近させて問い詰めるのであった。
「それで何処にあるんだ!」
「隠し事をするとためにならないわよ!」
「って待てよおい」
押しのけられた走輔が思わず彼等に言った。
「何で御前等がボンバーに尋ねるんだよ」
「尋ねないでいられるかよ」
「そうよ。聖杯の手掛かりよ」
だからだというのである。
「何があっても聞くわよ」
「だからどいていなさいよ」
「あのな、俺達が聞かないでどうするんだよ」
「その通りっすよ」
今度はゴーオンジャーの面々がヤバイバとツエツエを押しのけてボンバーに尋ねるのだった。彼等にしても絶対に聞かなければならないのだ。
「それでボンバー」
「何処にあるっすか?」
「東京にはないよ」
そうだというのである。
「それがわかったんだ」
「ああ、ないんだ」
範人はそれを聞いて納得した顔で頷いた。
「やっぱり」
「うん、だからこれ以上ここにいてもね」
「よし、じゃあ早速他の場所に行くか」
「そうだな。もうここにいてもな」
「仕方ないし」
ヤバイバとツエツエも顔を見合わせて言う。
「それで何処なんだろうな」
「それがわからないのが問題だけれど」
「で、御前等はどうするんだ?」
軍平は両手を腰にやってそのヤバイバとツエツエに問うた。
「もうここには何の用もないだろ」
「ふん、暴れるのも一興だけれどな」
「何ならやるけれど?」
一応身構えはしてきた。
「それでどうするんだ?」
「やる気なら相手するけれど」
「じゃあ兄、行こう」
「そうだな」
しかしここで美羽と大翔がこう言い合う。
「ここにこれ以上いても何にもならないし」
「まずは東京を出るか」
「おい、それはないだろうが!」
「相手してやるって言ってるのよ!」
戦わないなら戦わないで抗議する二人だった。
「俺達だって何かと大変なんだぞ!」
「それを無視するってどうなのよ!」
「その前に聖杯を探さないとどうしようもないんじゃないっすか?」
その二人にこう突っ
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