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夢幻水滸伝
第三百六十二話 戦のタイムリミットその十三

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「使うで」
「無駄なくですね」
「そうするで」
 こう言ってだった。
 トウェインは死傷した将兵達はすぐに治療、復活を施し使役している獣やモンスター達にもそうしてだった。
 破損したり破壊された武器や防具、兵器も修理してまた用いて戦った。その為回復部隊や整備隊は大忙しだった。
 それを見てだ、ヘミングウェーはそうした部隊の将兵達に言った。
「ええですか、交代で休みながらです」
「そうしてですね」
「そのうえで、ですね」
「回復や治療、復活を行い」
「修理、整備も行いますね」
「二十四時間体制なので」 
 だからだというのだ。
「八時間ずつ交代で、です」
「働いていきますね」
「我々は」
「そうすることですね」
「多忙ですが無理はいけません」
 それは戒めるのだった。
「決して」
「はい、そうしていきます」
「後退で働いていきます」
「そうして戦力を回復させていきます」
「お願いします、ただ随分とです」
 ヘミングウェーは回復や治療、復活を待っている者達とだった。
 壊れて修理を受けることを待っている武器や防具、兵器を見てだった。こうしたことを言ったのだった。
「多いですね」
「激戦ですので」
「それ故にです」
「死傷者も多く」
「武器や防具、兵器も破損しています」
「そうですね、しかし」
 ヘミングウェーは自ら術を使って負傷者を回復させ戦死者を復活させてから言った、一度に何人も復活させている。
「こうした時こそです」
「頑張ることですね」
「そうすることですね」
「まさに」
「そうすべきですね」
「お願いします、これも戦です」
 回復や修理もというのだ。
「そうですさかい」
「はい、やらせてもらいます」
「これが我々の戦ですから」
 回復や修理に励む者達は強い声で応えた。
「そうしますので」
「お任せ下さい」
「我等の任を全うします」
「そうします」
「宜しくお願いします」
 こう言ってだった。
 ヘミングウェーは自身も術を使って回復や復活を行いつつ後方の指揮も執っていた。戦は後方でも行われていた。


第三百六十二話   完


                    2024・7・15
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