第二十九話 手は組まないがその六
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「まさにな」
「そうだな」
「ギアの連中も強いしな」
「再停電で持ち堪えてくれる」
「そうだしな」
「あいつ等がいると安心だ」
鳳は強い声で述べた。
「俺達もな」
「いきなりドクターマンを攫われるってことはな」
「絶対にないからな」
だからだというのだ。
「それだけで全く違うしな」
「安心出来る」
「そうだよな」
「何時でも来いとは言えないな」
桜田は少し苦笑いになって述べた。
「やっぱりな」
「そうだな」
チャンプがその通りだと頷いた。
「無闇にそう言うと戦いをみだりに好んでいてだ」
「待っている様に思われるな」
「そうだ、それはよくない」
「戦うのはどうしてもって時だな」
「みだりに戦ってはそれこそだ」
まさにというのだ。
「ダグデド達と変わらない」
「そうだよな」
「そしてだ」
それでというのだ。
「そんなことを言うと来る」
「そうしたことを言った時こそな」
「そうしたものだからな」
「言わないことだな」
「そうすべきだ」
「本当にそうだな」
まさにとだ、桜田はチャンプの言葉に頷いた。
「気を付けるな」
「宜しく頼む」
「変なことは言わないことだな」
「そうそう、口は禍の元だよ」
龍井もまさにと言った。
「だから気を付けようね」
「本当に今出てきたらどうだよ」
チダも桜田に言った。
「嫌だろ」
「かなりな」
「よし、じゃあこんなこと二度と言うなよ」
「そうするな」
「ただ何時出て来てもいい様に今はゆっくり休むんだよ」
ヤツデはこう一同に話した。
「しっかり休んでないとね」
「いざって時戦えないよな」
「そうだからね」
ヤツデはレオにまさにと答えた。
「よく寝てよく食べて」
「そうしてな」
「休むことよ」
「そうだよな」
「あんた達もよ」
ヤツデはチバにこうも言った。
「機械でもね」
「それでもか」
「ちゃんとエネルギー補給してね」
「電源切ってか」
「休まないとね」
こう言うのだった。
「メンテナンスだってね」
「受けることか」
「そうよ」
まさにというのだ。
「ちゃんとね」
「機械でもか」
「ずっと動けないでしょ」
「ああ」
チダもその通りだと答えた。
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