少年期悟飯の悩み
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の闘い方は悟空とピッコロの型の融合した物。
同じ闘い方をする悟林と何度か手合わせしたベジータは悟林の闘い方を通じて悟飯の動きを読んでいた。
埒が明かないと思った悟飯は全力の一撃を叩き込もうと拳に気を集中させるが、ベジータに対しての攻撃への迷いと甘さが技を鈍らせ、ベジータは悟飯の拳をかわしつつカウンターで悟飯の顎を殴り飛ばす。
起き上がろうとする悟飯にベジータは溜め息を吐いて変身を解いた。
「ここまでだ」
「え?あ…はい…」
互いに拳を下ろしたことで手合わせは終わり、ベジータは悟飯を睨む。
「セルと闘った時のパワーはそんなもんじゃなかったはずだ。手を抜きやがって…」
「いえ、そんなことは…」
超サイヤ人2に安定して変身できないので、これが実質的に悟飯が理性的に引き出せる全力であるが、無意識の甘さがせっかくのパワーを鈍らせている。
「良いか!貴様も誇り高き戦闘民族サイヤ人の端くれなら、闘う以上はどんな奴が敵であろうとぶっ倒すことだけを考えて闘え!そんなことすら出来ん甘ったれの貴様に悟林の代わりが務まるか!自惚れやがって、くそったれが!!」
それだけ言うとベジータは重力室を後にし、残された悟飯は自分を見つめ直す。
「…うん、ベジータさんの言う通りだ。お姉ちゃんの代わりなんて自惚れてた。もっと自分を見つめ直さないと…お母さんは嫌がるかもしれないけど、もうしばらく超サイヤ人での修行を続けよう。お父さんと相談して超サイヤ人2になれるようにならないと」
怒りに身を任せるだけでは取り返しのつかないことが起きるかもしれない。
悟飯は自分に出来ること、やるべきことは何なのか自分を見つめ直していくのであった。
そして数年後、少年時代に自分を見つめ直し、弟も生まれたことで立派な青年となっていった。
「私は正義の味方!グレートサイヤマンだ!!」
「か、格好悪い…」
センスは悲惨な過去のせいでおかしくなってしまったが。
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