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星河の覇皇
第八十七部第二章 膠着状態に入りその六

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「それが答えです」
「それならですね」
「常に日本と争わない」
「そうあるべきですね」
「国益が絡む場合以外は」
「友好的であるべきですね」
「我が国は違います」
 韓国はというのだ。
「国益にならないこと、それどころか日本と協調すれば国益になる場合でも」
「日本と争う」
「そうしていますね」
「我々が見てもそうです」
「韓国はそうしています」
「それも常に」
「はい、ですから」
 それでというのだ。
「国益を大きく損ねています」
「日本に対抗しようとするあまり」
「その結果むしろですね」
「韓国の国益を損なている」
「そう言われますね」
「連合そして韓国ひいては日本を知れば」
 そうすればというのだ。
「やはりです」
「日本と常に衝突するよりも」
「時として協力し合う」
「その方がいいですね」
「連合の中で」
「我が国はエウロパよりも日本を見ています」
 このことは千年以上に渡って続いていることだ、韓国は独立の時から日本を見て一方的に対抗心を燃やしているのだ。
「日本が得意とする産業に進出し」
「文化でもですね」
「日本が有名なら進出しますね」
「国家単位で力を入れていますね」
「そうしていますね」
「はい、ですが」
 それでもというのだ。
「それが国益になるのか」
「日本は得意分野では常に連合のトップクラスです」
「産業でも文化でも」
「それ故に連合の大国であり続けていますが」
「得意分野は特に強い国ですね」
「その日本の得意分野に進出しても」
 例えそうしてもというのだ。
「日本に勝てるか、そもそも国力差が開いています」
「日本は韓国の六倍以上の国力があります」
「人口も違います」
「その資源も」
「そう考えるとです」
「やはり日本に対することは」
「無理があります」
 そう言うしかないというのだ。
「そしてそれがです」
「少佐だけのお考えでなく」
「軍全体でもですね」
「そうなのですね」
「制服組も背広組も同じです」
 このことはというのだ。
「それなりの立場にあるならです」
「そうお考えですね」
「日本とは衝突ばかりすべきでない」
「協調していくべきだと」
「国益に添えば」
「むしろ友好国である方が」
 その方がというのだ。
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