第七十九話 最強の魔神達その四
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「組織としてや」
「それだけで問題やで」
「そや、若しその一人がおらん様になったら」
「その組織ガタガタになるね」
「スーパースターがおるワンマンチームは強いが」
「そのスーパースターがおらん様になったら」
「その瞬間や」
まさにというのだ。
「綾乃ちゃんの言う通りや」
「ガタガタになるね」
「そや」
まさにというのだ。
「そやからな」
「太宰君にだけ頼るのもあかんね」
「それは太宰もわかっててな」
羅が言って来た。
「権限を分散させて」
「星の子全員が働いて」
「そしてな」
そうであってというのだ。
「官僚システムもな」
「整えたし」
「統治の仕組みも議会も」
「全部整えて」
「国家を一人の英雄やなくてな」
「全体で動かす」
「システムも用いてな」
そうもしてというのだ。
「動かして治める様にな」
「してるね」
「そやからな」
「太宰君にだけ頼ってへんね」
「そうした勢力にしてくれたこともな」
太宰がというのだ。
「凄いわ、太宰だけに頼らず」
「皆でシステムも用いて動く」
「そうした勢力にしたこともな」
「有り難いし」
「実際太宰は頼りになっても」
「皆でやっていく」
「そうした勢力やからな」
十星連合はというのだ。
「ほんまにな」
「ええ感じやね」
「そう思うわ」
羅は綾乃に笑って話した。
「やっぱり皆でやらんとな」
「一人に頼らへんで」
「もっと言うと押し付けることなくや」
「そういえば連合の星の子って」
ここで綾乃はあることに気付いて言った。
「仕事とか押し付けて自分は楽する子おらへんね」
「そやな」
「そんなあかん子は」
「おるからな、そんな奴も」
「世の中にはね」
「それで偉そうにしてるんや」
「嫌やね」
「実際嫌な奴のタイプの一つでな」
そうであってというのだ。
「嫌われるわ」
「そうなって当然やね」
「我も嫌いや」
羅自身もというのだ。
「そうした奴はな」
「そやね」
「それで星の奴にはな」
「連合にはおらへんね」
「枢軸にも騎士団にもな」
どの勢力にもというのだ。
「おらへんわ」
「皆頑張る子達でよかったわ」
「というかそうした奴でないとな」
「世界を救えへんってことやね」
「こうした奴は有能な怠け者と科無能な怠け者やなくてな」
「怠け者は怠け者でも」
「屑や」
そう言っていい輩になるというのだ。
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