暁 〜小説投稿サイト〜
魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
XV編
第216話:指輪を担保に
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人は5つの指輪を査察官に手渡し、受け取った査察官は忌々し気に颯人から離れて早速部下に指示を出し始める。同時に颯人の周りから兵士が居なくなったのを見て、奏は颯人に駆け寄った。
「颯人ッ! お前、何であんな……!」
これから暫くの間、颯人は初期スタイルのみでの戦いを強いられる事になってしまう。それで本当に大丈夫なのかと奏が心配すれば、颯人はあっけらかんとした様子で答えた。
「な〜に、気にすんなって。何とかなる何とかなる」
「何とかなるって、そんな軽々しく……」
「大体さ、俺が何の策も無しにあんな条件出すと思う?」
思わせぶりな事を口にして、颯人はあれこれ部下に指示を出す査察官の姿を見た。その視線に奏は覚えがある。そう、彼が何か悪戯を仕掛けた時に見せる特有の視線だ。
視線の意味に気付いた奏が凝視していると、颯人は彼女に向け小さくウィンクしてみせた。それを見て奏は、彼が何かを企んでいる事を確信し、そう思うと不思議と不安が薄れていくのを感じるのだった。
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