第三十一話 不倫をする位ならその十
[8]前話 [2]次話
「特に制限はね」
「していないのね」
「うん、ただ俺は将来も煙草は」
これはというのだ、佐京は食べものではないが煙草についてはかなり否定的な顔と声になって夜空に話した。
「絶対にね」
「吸わないのね」
「そう決めているよ」
「煙草は吸わない方がいいです」
幸雄も言ってきた。
「やはり身体に悪いです」
「そうですよね」
真昼も煙草については否定的に言った。
「煙草は」
「はい、非常にです」
「身体に悪いので」
「吸わない方がいいです」
「最初からですね」
「幸村公に縁のある淀殿ですが」
この人物はというと。
「実はヘビースモーカーでした」
「そうらしいですね」
「何かありますと」
「煙管で、ですね」
「煙草を吸っていまして」
そうであってというのだ。
「お世辞にもです」
「健康的でなかったんですね」
「ヘビースモーカーだった分」
「そうだったんですね」
「このことはおそらくですが」
「ニコチン中毒ですか」
「はい」
そうなるというのだ。
「あの人は」
「そうだったのですね」
「ヒステリーだったそうで」
「そうみたいですね」
真昼も淀殿についてはこう言った。
「歴史の本読むと」
「常に怒っていますね」
「家康さんに対して」
「天下の動きもです」
情勢もというのだ。
「どうも理解出来ておらず」
「政治力なかったんですね」
「なかったと思います」
幸雄も否定しなかった。
「あの人は」
「やっぱりそうですね」
「それで戦争のこともです」
「知らなくて」
「色々間違えて」
そうしてというのだ。
「実質的に豊臣家を動かしていましたが」
「豊臣家を滅ぼしてしまいましたか」
「そうなりましたが」
その中でというのだ。
「随分と。何かあれば煙管を出させて」
「吸ってたんですね」
「それでヘビースモーカーでした」
「健康も害していた」
「そうだったと思います。煙草を吸うと落ち着いたそうですが」
「確かそれは」
「はい、ニコチンが切れますと」
そうなると、というのだ。
「イライラしますね」
「ニコチン中毒ってそうですね」
「ですから」
このこともあってというのだ。
「あの人は余計にです」
「煙草で健康を害していましたか」
「そうだったかと」
「そうですか」
「私はそう思います」
まさにというのだ。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ