第二十八話 侮りその十五
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「私達は組織の中でもです」
「結構対立とかあったな」
アザルドが応えた。
「俺達にしてもな」
「そうでしたね」
「個々に揃ってる組織以外もな」
「戦隊と戦って来た組織は」
「お約束みたいに内輪揉めしてな」
「そこから崩れて」
そうなりというのだ。
「それで、です」
「崩壊してな」
「敗れたケースが多いですね」
「ああ」
アザルドはその通りだと答えた。
「本当にな」
「左様ですね」
「だからな」
それでというのだ。
「俺達はな」
「そうしたことを見て」
「反面教師にしてな」
「組織の中だけでなく」
「組織の垣根も越えてな」
そうしてというのだ。
「やっていこいな」
「そうしていきましょう」
「その通りだ」
バルゾーグはナリア達のその言葉に頷いた。
「まさにな」
「協力し合いましょう」
「仲間、いや」
ここでバリゾーグはこうも言った。
「友達か」
「そうですね、友達です」
ナリアはその通りだと答えた。
「私達は」
「そうだな」
「紛れもなく」
「友達としてな」
「ダグデド達だけでなく」
「戦隊の者達ともな」
「戦っていきましょう」
「そうだな」
まさにというのだ。
「そうすべきだ」
「共に」
「これだけいるからな」
筋ゴグンはそれでと言った。
「それなりの力なのは確かだな」
「ああ、全員が力を合わせたらな」
膜インは相棒の言葉に笑って続いた。
「間違いなく相当な力になるな」
「そうだよな」
「一人一人じゃ所詮限られていてな」
「一つの組織でもそうだけれどな」
「けれどな」
それでもというのだ。
「これだけの面子が揃ってたらな」
「きっと凄いことになるぜ」
「そうだよな」
「プラジアの奴はそれがわかっていないな」
ドレイクはこのことを指摘した。
「絶対にな」
「自分だけの奴だからな」
デレプタはそれでと続いた。
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