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星河の覇皇
第八十七部第二章 膠着状態に入りその三

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「やはりそれがあって」
「あの動きです」
「事情を少し内部に聞きたいですが」
「果たしてそれでわかるか」
「そこも問題ですね」
「艦隊司令クラスから」
 モーリタリア軍少尉が言ってきた。
「何処となくです」
「聞きだしてみますか」
「中将クラスから」
「そうしてみますか」
「中将クラスなら」
 この立場ならというのだ。
「かなりの情報を知っていますね」
「はい、艦隊司令となると」
「やはり違います」
「一万隻、百万の人員の上にあります」
「その立場はかなりで」
「権限もかなりです」
 それ故にというのだ。
「これはどの軍でも同じです」
「艦隊司令クラスならかなり知っています」
「軍で知らないことはほぼない」
「そう言っていいですね」
「左様ですね」
 その少尉も言ってきた。
「やはり」
「ではですね」
「少し探りを入れてみますか」
「両軍のこの行動の変化について」
「我々はオムダーマン軍についていますし」
「彼等を見ていますし」
「ではオムダーマン軍に接触してです」
「少し調べましょう」
 こう話した。
「今は戦闘もないですし」
「他国の軍人なら砕けて対応も出来ます」
「そしてティムール軍についている方々にもお話しましょう」
「あちらの軍に探りを入れて欲しいと」
「その行動の変化について」
「そうして欲しいと」
 こう話してだった、彼等は両軍の突然の行動の変化について探りを入れることを決定した。そのうえでだった。
 彼等は日本の料理を酒を口にしてこうしたことも話した。
「これが本場ですね」
「日本のお寿司ですね」
「そしてお刺身ですね」
「茶碗蒸しもいいですね」
「おうどんも」
「お酒もです」
 日本酒も飲んで話した。
「これもいいですね」
「本場の日本酒は違いますね」
「実に美味しいです」
「幾らでも飲めます」
「味が違います」
「日本酒も各地で造られていますが」
 米で造られた酒はというのだ。
「ですがやはり違います」
「本場の日本酒は」
「何かこう造り方がわかっている」
「熟知している人の造り方ですね」
「それを感じてです」
「実に美味しいです」
「はい、和食ともよく合います」 
 その寿司や刺身と、というのだ。
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