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新ヘタリア学園
第三千五百九十三話  十一時間は凄い

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第三千五百九十三話  十一時間は凄い
 ロシアは日本に言いました。
「ベーリング海峡と東欧の皆との国境だとね」
「十一時間の時差がありますね」
「そうだよ、西の端で朝起きてもね」
 その時はです。
「東じゃ夕方か夜だよ」
「考えてみると凄いですね」
「そうだね、ただ僕も時差はね」
 このことはです。
「ずっと意識しなかったよ」
「やはり移動手段の問題ですね」
「うん、それ次第でね」
 まさにというのです。
「わかることだからね」
「飛行機ですね」
「飛行機に乗ってね」
 そうしてです。
「やっとわかったよ」
「左様ですね」
「いや、十一時間もあるとね」
 時差がです。
 一体どうなのかとです、ロシアはお話します。彼にとってその時差のことは他の国より意識することなのです。


第三千五百九十三話   完


                 2024・8・22

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