第百三十九話 姉の忠告その十一
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「平和だとな」
「それだけで幸せよね」
「それでずっと平和だったら」
「最高ね」
「俺戦争嫌いだよ」
越智は心から言った。
「だからなかったらな」
「いいっていうのね」
「ああ」
まさにというのだ。
「本当にな」
「私もね」
富美子も越智の言葉受けて言った。
「やっぱりね」
「戦争がなくてな」
「平和だと」
そうであるならというのだ。
「幸せね、ただ戦争なくても災害がね」
「あるな」
「日本ではね」
「もうな」
それこそというのだ。
「いつもだろ」
「頻発って言っていいわね」
「毎年何処かでな」
日本のというのだ。
「災害が起こってるよな」
「台風にしても地震にしても」
「大雨に大雪にな」
「洪水だってあるし」
「山火事もな」
「本当に毎年何処かで災害起こるわね」
富美子はビールを飲んでから述べた。
「日本って」
「だから戦争がなくてな」
「しかも災害がない」
「それで身も安全ならな」
「襲われたりしないで」
「だったらな」
「それで幸せね」
こう越智に述べた。
「そうね」
「そうだよ、まさにな」
それこそというのだ。
「何もないことこそな」
「幸せね」
「騒動が欲しいならな」
それならというのだ。
「山にでも入ればいいだろ」
「山は熊がいるから危ないわね」
「猪だってな、虎とか豹はいなくてもな」
こうした猛獣はというのだ。
「熊や猪でも充分な」
「危ないわね」
「北海道だとな」
この地域ならというのだ。
「熊は熊でもな」
「羆でね」
「もっと危ないからな」
本州にいるツキノワグマよりもというのだ、これは大きさとの性質によるところが大きいことはよく知られている。
「だからな」
「騒動が好きなら」
「山に入ればいいだろ」
「日本山多いしね」
「それにな」
越智はソーセージを食べてまた言った。
「熊や猪意外にも山はな」
「危ないわね」
「蜂もいてな」
「スズメバチとかね」
「あれはかなり危ないからな」
スズメバチはというのだ。
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