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夢幻水滸伝
第三百六十一話 戦の期限その十三
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「内政はこの状況でもな」
「戦をしていてもですね」
「続けてもらってるな」
「管理の方々に」
「ちゃんとな」
「官僚機構は動いていますね」
「西部のな」
 アメリカ西部全体のというのだ。
「それは出来てるわ」
「有り難いことですね」
「やっぱり人で治めるんやなくてな」
 そうではなくというのだ。
「システムでや」
「治めることですね」
「議会も裁判所もあるし」
「三権がそれぞれ動いてくれていますね」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「わい等はこうした時はな」
「必要な政策についてサインを行う」
「そうしてな」
「勢力を動かしていきますね」
「何でもかんでも自分がてなると」
 そうなると、というのだ。
「動かんわ」
「星の方々だけでとなりますと」
「そや、もうな」
「優れた能力での統治はですね」
「そのモンに頼りきりになってな」 
「お仕事が集中して」
「それでな」
 そうなってしまいというのだ。
「一人のモンが何でもすぐに出来るか」
「無理ですね」
 サンダーバードはすぐに答えた。
「お仕事が多ければ多い程」
「そやな」
「そうなります」
「そやな、人で治めるとな」
 有能な者の能力で以てというのだ。
「どうしてもや」
「限界がありますね」
「そや、しかしな」
 それでもというのだ。
「それをシステムで治めるとな」
「官僚システムですね」
「ちゃう、統治は」
「官僚システムで治めるものですね」
「それが一番ええ」
「そういうことですね」
「そやからわい等も整えて」
 統治の為の官僚システムをというのだ。
「そして他の勢力もな」
「整えていますね」
「そや、そうしてや」
「統治を行っていますね」
「官僚システムを整えたらな」
 そうすればとだ、トウェインは笑顔で話した。
「こうした時もな」
「政が動くので」
「整えてる、そして実際にな」
「動いていますね」
「わい等が戦ってる間もな」
「そうですね、それでは今は」
「戦ってくで」
 そうするというのだ。
「統治は官僚システムに任せて」
「そうしてですね」
「そのうえでな」
 まさにというのだ。
「わい等はサインをしつつな」
「勢力が動く様にされますね」
「官僚システムが動いてもな」
「サインは必要ですね」
「サインをせんと動かん」
 トウェインは看破する様にして指摘した。
「政はな、そやからな」
「サインは忘れないですね」
「絶対な、そやからこれからな」
「サインをされますね」
「そうする、それから寝るわ」
「わかりました、それでは」
「天幕に戻るわ」 
 サンダーバードにこう告げてだった、トウェインは自分の天幕に戻った。そうしてそのうえで
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